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【解説】車線変更や合流で迷った時のウィンカーはどっちに出すの!?

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 こんにちは。

 車を運転されるドライバーさん、走行中にふと思ったことがありませんか!?

  • 交差点で合流するとき
  • 高速道路で合流するとき

 この場合のウィンカーは " 右 " or " 左 " 出すのはどちらが正解なのか!?

はじめに

 車を運転していて、側道などから幹線道路に合流する場合に合流地点では、 " 右 " or " 左 " のどちらの合図を出すのが正しいのか!?確認していきましょう。

 そもそも、合流地点には「付加車線」と「交差点」の2つあり、合流する場所が「付加車線」なのか「交差点」でウィンカーの出す方向が違ってきます。

幹線道路】
幹線道路とは、全国的や地域的、あるいは都市内において骨格的な道路網を形成する道路と定義されています。
なお道路法においては、道路の種類を以下のように定めています。
・高速自動車国道(一般的に高速道路と呼ばれる道路)
・一般国道(国土交通大臣が管理者の直轄国道と都道府県(政令市)が管理者である補助国道がある)
・都道府県道
・市町村道
以上のなかで高速自動車国道、一般国道、都道府県道が幹線道路網を構成しています。



「付加車線」

 「 付加車線 」とは、高速道路インター入口から本線へ、またSAやPAから本線へ合流する道路をイメージしてみてください。本線に合流する加速車線のようなものと思ってください。しばらく本線と並行して走行し、速度が上がって進路変更して合流する。

 この場合はウィンカーを " 右 " に出さなければなりません。



「交差点」

 「 交差点 」とは道路交通法で「十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における該当二以上の道路の交わる部分をいう」と規定されており、十字路ではなく変形している場合や、側道と本線が交わる場所も交差点になるといいます。また、基本的に「信号機」や「一時停止」などが設置または記されています。

 合流する前に「停止線」が設けられ、側道から本線へ「左折」するような形で入ります。側道からの合流するときの交差点の注意点は、交差点だからといって必ずしもウィンカーは " 左 " ではないのです。

 交差点だから、ウィンカーの " 右 " or " 左 " が決まるのではなく、あくまでも行きたい方向に曲がるから 合図を出すのであって、『側道から合流での交差点なら " 左 " 』ではありません。

 この交差点と定義される場所では、右左折する進行方向にウインカーを出します。

法令

それでは、法的(道路交通法)にはどうなのか、おさらいしておきましょう。

「道路交通法施行令」を確認しておきましょう。方向指示器の合図と時期及び方法については、こちら

「第二十一条 法第五十三条第一項に規定する合図を行なう時期及び合図の方法は、次の表に掲げるとおりとする。」

  • 合図を行なう場合
  • 合図を行なう時期
  • 合図の方法

①. " 右折 " ・ " 左折 " の場合

その行為をしようとする地点から三十メートル手前の地点に達したとき。方向指示器を操作すること。

道路交通法施行令第21条

②.車線変更の場合

同一方向に進行しながら進路を左方に変えるとき。その行為をしようとする時の三秒前のとき。

道路交通法施行令第21条

ここの2つは、法的なことなので再度認識しておきましょう。



まとめ

 最後になりますが参考までに、令和2年の道路形状別における交通死亡事故発生件数は、交差点内の事故がワースト1です。

死亡事故件数を道路形状別にみると、交差点内が942件(33.8%)、交差点付近が345件(12.4%)を占め、交差点内と交差点付近を合わせると46.2%と全体のほぼ半数を占めています。
出典元:三井ダイレクト損保(令和2年道路形状別死亡事故率)

 交差点内や交差点付近は、道路上で一番変化が多い場所なので、法令を遵守して運転者全員が安全運転を心がけ無事故無違反であってほしいです。

 最後にもう一度確認しておきましょう。ウィンカーは自分が行きたい方向(車両を曲がらせる方向)に合図を出して周囲に知らせる。

  • 「付加車線」・・・本線と並走して側道を走り合流するときは、ハンドルは " 右 " に切るのでウィンカーも " 右 " に出す。
  • 「交差点」・・・側道から交差点に進入し合流するときは、ハンドルは " 左 " に切るのでウィンカーも " 左 " に出す。
出典:『くるまのニュース

「ハンドルの切る方向で、ウィンカーの出す方向を決める」

 実際に判断が難しい場面に遭遇するかもしれませんが、落ち着いて冷静に判断し安全運転を心がけましょう。

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