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【越後三山只見国定公園】総貯水量 " 国内TOP 3 " の巨大ダムが2基も存在していた!!

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 こんにちは。

 新潟県と福島県にまたがる山岳が連なり、日本最大規模の奥会津森林生態系保護地域されている『越後三山只見国定公園』の園内にはなんと、国内最大級の総貯水量を誇る巨大ダムの " TOP 3 " のうち2基もランクインされているのをご存知でしたか!?

 今回は、「関越自動車道 小出IC」を起点・終点とし、日本第2位の『奥只見ダム』から『道の駅 尾瀬檜枝岐』で昼食をはさんで、日本第3位『田子倉ダム』へ国道を廻って巨大ダムを巡るルートを楽しもう。



国内第1位

ちなみ気になる第1位は岐阜県にある揖斐川(いびがわ)最上流部に建設された『徳山ダム』である。

徳山ダムとは

所在地:岐阜県揖斐郡揖斐川町開田
水系・可川:木曽川水系・揖斐川
完成年:2008年
ダム湖:徳山湖


順位
総貯水容量
(千m3)

ダム名

県名



660,000

徳山ダム

岐阜県



601,000

奥只見ダム

福島県/新潟県



494,000

田子倉ダム

福島県
出典元:『日本のダム一覧

旅程

 今回は「関越自動車道 小出IC」を出発地点として国道をぐるっと廻り、再び小出ICを終点とするコース。

  1. 奥只見ダム(小出IC〜 34.5km)
    ↓ 73.5 km
  2. Lunch Time(道の駅 尾瀬檜枝岐) 
    ↓ 68.5 km
  3. 田子倉ダム
    ↓ 10.5 km
  4. 六十里越え石碑(〜小出IC 45km)



奥只見ダム

 「関越自動車道 小出IC」から国道352号線を走り、斜め左に入ると全長22km(内トンネ18km)をつなぐ建設当時の歴史を感じ、どこか異空間の長いトンネルの奥只見シルバーライン抜けると奥只見郷にたどり着く。

 国内総貯水量第2位の『奥只見ダム』だが、重力式コンクリートダムでは堤高&貯水量第1位、 一般水力発電能力は国内第1位と徳山ダムに負けない日本トップのダムである。また、日本三大ダムの一つでもある。

 休憩や飲食は、こちらの大きな2店舗でゆっくりくつろげる。

 奥只見駐車場からダム広場までこちらのスロープカーで片道4分(大人片道100円)で移動します。

 " 周遊コース" は1周40分で、9:30〜15:30まで一時間毎に出発しています。その他にも " 銀三平コース " 、 " 尾瀬口コース " は要予約となっています。

区分乗船料金

大人(団体大人)

1000円(900円)

小学生(団体小学生)

500円(450円)

幼児

無料
出典元:『奥只見湖遊覧船

『スロープカー入り口』

『ダム広場まではスロープカー』

 やはりこれだけの山々に囲まれると紅葉シーズンも楽しめる奥只見湖。日本紅葉の名所百選にも選ばれる新潟県屈指の紅葉スポット。ブナの原生林をはじめとするほとんどの広葉樹が見られる。見頃は10月中旬から11月上旬なので是非一度は訪れたい。

奥只見ダムとは

所在地:新潟県魚沼市・福島県南会津郡檜枝岐村
水系・可川:阿賀野水系・只見川
完成年:1960年
ダム湖:奥只見湖(ダム湖百選
備考:重力式コンクリートダムでは堤高&貯水量第1位
   一般水力発電能力は国内第1位

「奥只見湖遊覧船」のInstagramはコチラ。



道の駅 尾瀬檜枝岐

 『奥只見ダム』から来たトンネルを一旦戻り、T字を左折し国道352号線へ。奥只見湖を見下ろしながら湖伝いを走っていくのが気持ち良い。

 しかし所々には、照明のないトンネル、急カーブの連続、対向車とのすれ違い、道を横切る沢水や段差にも注意して走りたい。

 そのまま道なりに走っていくと『道の駅 尾瀬檜枝岐』に到着。駅の敷地内にある売店や食堂を「尾瀬の郷交流センター」、露天風呂と温泉プール「アルザ尾瀬の郷」、「山旅案内所」完備する大型道の駅。

『道の駅 尾瀬檜枝岐』

山人家@食事処

 昼食は気になったこちらの「山人家(やもーどや)」さんを初訪問。

『山人家店舗外観』

店員さんに聞いたところ、この2つがオススメだそうです。

  • 山菜の具にバターとニンニクでピリ辛がアクセントの " 山人山菜スパゲティー(¥800)"
  • 自家製山人焼肉だれ使用している " 山人家特製豚丼(¥800)"

 それでは、オススメの中から " 山人家特製豚丼(¥800)"+ " 大盛り(¥100) " を食券機で食券を購入し、厨房内の店員さんに手渡す。

※「クリームパスタ」、「山菜スパゲティー」、「ミートソースパスタ」は大盛りできない。

 食器返却口横には手洗い場、お冷はセルフサービスが完備されている。

 天気が良い日は屋外で自然に囲まれながらいただくのをオススメする。外には4掛けテーブルが4席と一枚板の長テーブルが2席が完備されている。

『山々に囲まれながらランチ』

 豚丼は、自家製山人焼肉だれをからめた大きな豚肉が4枚と、その下には千切りキャベツがご飯との間に敷かれており、やわらかい豚肉と自家製山人焼肉だれのにんにくが絶妙にあう。

 ¥100の大盛りにしたが、ご飯の量が多いので、肉とバランスよく食べ進めないと、最後はご飯のみを食べることに。しかし、こちらのお店はのご飯は " 100%南会津産のお米 " を使っているだけあり、お米そのままでも美味しく炊き上げる硬さも丁度いい。

 そして、味噌汁ならぬ醤油ベースのきのこけんちん。しいたけやなめこのきのこ類が豊富に入ったきのこけんちん。寒い冬にいただきたい一杯。

『山人家特製豚丼(大盛り)』

山人家@売店

 ご飯をいただいた後は、売店ではお土産選びの時間を過ごすことができる。

『いろいろなお土産がある店内』

 なかでも、店員さん一押しなのが、先ほどいただいた " 山人焼肉だれ " は一番人気のお土産だそうです。

『人気No.1の山人焼肉だれ&甘だれ』

Date

営業期間:2021年5月1日〜10月31日
営業時間:物産販売     8:30〜16:30
     ドリンクコーナー 8:30〜16:00
     立食処      11:00〜15:00
定休日:火曜日・水曜日・木曜日(祝日を除く)
所在地:〒967-0527 福島県南会津郡檜枝岐村見通1136
電話番号:0241-71-7373

 こちらの「山人家」さんでは、facebookからいろいろな情報を投稿されているので見てみてください。

「山人家」さんのFacebookはコチラ。



田子倉ダム

 『道の駅 尾瀬檜枝岐』から国道352号線を道なりに国道401号線、国道289号線とひた走り、山々と田んぼ道をのどかに楽しみながら、途中のガソリンスタンドがいくつかあるので、ぜひこのタイミングで給油をオススメします。

 国道252号線に入り少し走るとだんだんと、「湖畔の駅」を過ぎたくらいから田子倉ダムが顔を出してくる。こちらの田子倉レイクビューでは、湖畔レストラン、売店、遊覧船ブルーレイク(一周30分)が満喫できいる。

『遊覧船ブルーレイク』

『真下には田子倉発電所』

田子倉ダムとは

所在地:福島県南会津郡只見町田子倉
水系・可川:阿賀野水系・只見川
完成年:1959年
ダム湖:田子倉湖



六十里越え

 『田子倉ダム』からすぐに『六十里越え』石碑付近、尾瀬から流れる只見川を 1961 年 (昭和 36 年)竣工の田子倉ダムがせき止めてできた田子倉湖。ここからの田子倉湖を見下ろす眺めは最高。

 1973年(昭和48年)に開通した六十里越トンネルの記念碑 には、雪わり街道随一ともいえる眺めのよい場所で、標高750mの 高台から田子倉湖を見渡せる。となりの駐車場に普通車3台 が停められる。

国道252号線を道なりに行き「関越自動車道 小出IC」へ



まとめ

 小出ICから奥只見湖から田子倉湖のダムを巡る周遊ルートでしたが、まだまだ他にも立ち寄れていない" 枝折峠の滝雲 " や " 尾瀬の草紅葉 "等の絶景ポイントがたくさんあり、今回紹介したルートは、1泊もしくは2泊でゆっくりと旅することをオススメします。

  • 走行距離:約232 km
  • 道の駅:2駅(道の駅 尾瀬檜枝岐/道の駅 いりひろせ)
  • 立ち寄りダム:2基(奥只見ダム/田子倉ダム)

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