こんにちは。
今年(2025年)で東京中目黒の「JANTIQUES」は、20周年を迎えるアニバーサリーイヤー。
店名となるJantiques(ジャンティーク)=”Junk(ジャンク)×Antique(アンティーク)”の造語が語源となっている。
そんな東京の老舗古着屋から姉妹店となるのが、中目黒の倉庫を群馬県に引っ越し。
2019年、高崎にあるこの倉庫から古着屋としてスタート。
お店のコンセプトとは”見せれる倉庫”とは、ここ群馬県の高崎だからこの広大な空間の良さが味われる。

壁面にある倉庫ならではの大きな棚には、革物から布帛類まで取り揃え、スライド式の梯子で上段の手が届かない物まで手にする事ができるスケール。
奥の別室は、中目黒にあるJANTIQUESをそのまま再現し、メインの倉庫部分を”内田商店”として、倉庫兼古着店といった流れで誰もが圧巻に取られる古着店。
今回は、アメカジからトラッドスタイル、アンティークな家具、アウトドア系まで数多くのジャンルを取り扱う『JANTIQUES(ジャンティーク)内田商店』にお邪魔したのでご紹介します。

Store Exterior
国道17号線から”高崎環状線”へ、道路に面した二階建ての棟と隣接する平屋の大きな倉庫。
倉庫前には、ハンモックやガーデンテーブル・チェアなど置かれており、店内には相当の物量が溢れている予感。
来客用の駐車場は店舗前に、普通車10台くらい、バイクなど舗装された駐車スペースが設けられています。


Store Interior(倉庫)
メインの倉庫部分を”内田商店”として、倉庫から別室といった流れで巡回していきましょう。
入り口をくぐった瞬間から、誰もが一日で見切るのは無理と判断し、2度3度は通う必要があると思うでしょう。
その雰囲気を全てお見せするのは難しいので、スポットで紹介していきいます。
Fitting room①
ここは、店内に入って左手側にあるアンティークな家具がディスプレイされた巨大なフィッティングルーム。
天井から吊るされている5mくらいはあろう大きなカーテンは壁の両端から閉じていくと試着室に早変わり。
カーテンを閉めることで室内には、家具などがレイアウトされているので、まるでお洒落な部屋で試着ができるような良さがあります。
Fitting room②
そして、もう一つの試着室はお店中央の奥に置かれたキャンピングカー。
高崎の倉庫の土地柄でしか出来ないであろう、アメリカから買い付けたヴィンテージの”エアストリーム”のキャンピングカーをそのまま倉庫に入れた試着室。
試着室内の内装には、宮大工さんにオーダーされた木工の内張、奥には琉球畳みが敷かれたオーナーさんのセンスが凝縮された空間。
今回、訪れた際も男女問わず多くの来客の方々がこちらで試着をされていました。
T-shirt & Pants
入り口前に設置されたこちらの什器、年代を感じる木製枠のガラスケースには、ヴィンテージTシャツ。
ヴィンテージ物を取り揃え、ミリタリーパンツから、デニム、それぞれのコーナーにアメカジからトラッドスタイルまで幅広いジャンルの服が仕分けられているので物色しやすいディスプレイ。
また、天井から吊るされた昔のノースフェイスやエディーバウワーの寝袋などアウトドアアイテムも勢揃い。
そして、現在ではどこのお店も品薄様態にあるUSNAVYのトレーニングウェアは、ファッショニスタからジム通い、バイカーまでも幅広いジャンルに支持された人気アイテムは見つけたら即買い。
Denim & Sneakers
デニムコーナーではリーバイス501、505などは全てMADE IN USAを取り揃えています。
サイズ感、色の落ち感やフェード、ダメージなどアイテム毎に違った表情があり、ユーズドのテイストを楽しみつつジャストを掘り出せる。
デニムのサイズやカラバリなど豊富に取り揃えているメリットは、やはり個性が様々なアイテムを履き比べができるところ。
この物量なら自分に似合った最高のデニムに出会えること間違いなし。
棚下にはナイキやアディダスなどメーカー別に主流とは少し外したラインをピックアップ。
Leather & Boots
壁面の設置された大きな棚の一角にあるレザー物は、これからの秋冬にかけてマストアイテム。
これからレーザー物を入荷するかは未定とのこと。
白い梯子も左右にスライドさせることができるので、上段にあるレザーも自由に手に取ることができます。
他にはメキシカンパーカーからアメリカ軍の支給されていたブランケットなどもあり、全ての棚の一つ一つは見切れない状態。

Store Interior(別室)
倉庫入り口を入り、右側に進むと別室に繋がる扉があります。(道路面した入口から直接入店も可)
奥の別室は、中目黒にあるJANTIQUESをそのまま高崎に再現されたそうです。
こちらの棚には、新品のディッキーズやベンデイビスはカラバリ豊富に取り揃え、定番のカーハートなど。
こちらはメンズとレディースを半々にディスプレイされており、雑貨類ではボタン、真鍮アクセサリーなども扱っています。
『JANTIQUES中目黒』店のInstagramからは、新入荷の情報がタイムリーにPostされますので、是非フォロー&チェックしてみて下さい。
Recommended items
数多くのある古着から選んだ筆者がオススメするアイテムがこちら。
BUCO J100
筆者も所有しているBUCOの往年の名作でありシングルライダースの代表作でもある”J100”。
これからの秋冬シーズンに重宝するレザージャケットはマストアイテム。
ここまでクタクタに着込むのは、相当な頻度で着込んだのか、2世代ににわたって着続けられたか、これは購入時から上級者クラスのシワ感を手にできます。
DETAILS
- 通称4thタグ(ブルーベースに牛の顔、STRREHIDE表記)
- ステアハイドは、主に1960年代に製造されたモデル1950年代後期〜1960年代 「青タグ(牛)」
- ステアハイドとは生後3~6ヶ月以内に去勢をした牡(オス)で、生後2年以上を経た成牛革
” BUCO ”とは…
BUCO(ブコ)は、ブランド設立者の名前のでもあるジョセフ・ビューガライゼン・カンパニー (Joseph Buegeleisen Company) の略称。
アメリカはミシガン州デトロイト発祥のモーターサイクルアクセサリーを製造するブランドとして生まれたBUCO。
1940年代にはモーターサイクル・ジャケットなどの生産も手掛けた歴史的バックボーンに持つブランド。
その後に生まれたDポケットのダブルライダースジャケットの存在が大きい。
現在ではリアルマッコイズがその意志を受け継ぎ、当時以上の最高のクオリティでライダーやアメカジ界に送り出している。
BUCOを代表するシングルライダース。スタンドカラーと胸ポケットのみといういっさいの無駄をそぎ落としたデザインだからこそ、本質の革だけで勝負してきたような潔い気持ち良い。
そしてシャツの感覚でありバイカーだけでなくファッショニスタ、多方面からも支持されている。
そんなBUCOを代表するシングルライダースジャケットの名作「J-100」。
J100の魅力をもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

Social / Date / Access
『JANTIQUES(ジャンティーク)内田商店』でお店のHPやInstagramからは、新作の入荷情報がタイムリーにPostされますので、是非フォロー&チェックしてみて下さい。
オンラインでの商品購入も可能ですが、是非一度は実際に訪れお店や商品の雰囲気を直接、感じて頂きたい。
【営業時間】 OPEN 11:00〜CLOSE 19:00
【休店日】 年中無休
【住所】 〒370-0042 群馬県高崎市貝沢町1315-3

まとめ
最後に、北関東三県のひとつの群馬県。
筆者が着目したのが関東圏でも、群馬県内にはアメカジブランド取扱うセレクトショップや古着屋さんなどが多く点在している。
ざっと覚えてる限りの店舗数でも、下記に列挙したのはほんの一部であり、見方を変えれば群馬県は北関東における隠れたアメカジ激戦区。
- アメカジショップINDIGO (高崎市)
- Agzz.Inc. (高崎市)
- JAMS (伊勢崎市)
- KLAMP (太田市)
- KNOCK (太田市)
- MODERN TIMES (高崎市)
- Mr.OLDMAN(前橋市)
- NEAT STYLE (前橋市)
- SUPERS (伊勢崎市)
- SWAP MEET (太田市)
- THE FLAT HEAD (高崎市)
- TIMES ARE CHANGIN' (高崎市)

ジャンティークのオーナーさんは、原宿の老舗古着店「サンタモニカ」に数十年勤め古着バイヤーの経験を経て独立された古着界の重鎮。
ここの内田商店には、オーナーさんの世界観が全て店内の一つ一つに映し出されているといっても過言ではないでしょう。
是非一度足を運び豊富な商品を目の前に、恍惚感に浸ってほしい。
また、古着以外にも壁に掛けられたアートポスターや映画ポスターなど市販品と非売品が、混在していることがあるのでご注意。
スタッフさんに取り扱っている商品についての説明など細かなレクチャーしてくれます。
皆さんも一度『JANTIQUES(ジャンティーク)内田商店』に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。