こんにちは。
皆さん現在、全国の劇場で公開中のこちらの映画を鑑賞されましたか?
まず最初にご紹介したいのは、筆者が最初にインスピレーションを受けたこちらの映画予告編。
映画予告編で、長谷川亜由美(以下:アユミ)がタンデムシートから自分をセルフィーしている時、涙を流しながら語られるこのフレーズが心を突き刺した方も多いはずです。
”この閉鎖的な狭い世界が嫌い”
”もっと広い世界に飛び出したいと思うようになった”
鑑賞前は、バイク好きや旅好きのライダーに、オススメする地球一周のバイク旅映画と思っていました。
しかし、バイクで旅する世界感や最高な景色が登場するストーリーかと思いきや、それは先入観は一気に覆されました。
公開前から話題となっていたバイク旅映画『タンデム・ロード』。
2025年6月21日(土)、出演兼監督である滑川将人(以下:ナメさん)の故郷である”茨城県”。
今回は、「イオンシネマ守谷」での12時30分の回上映後、出演者の御二方が登壇されるということで行ってきました。

公開したのは今年(2025年)の6月13日から、47都道府県すべての箇所でないですが首都圏や地方都市を中心に劇場での上映がスタート。
東京では、新宿ピカデリーや109シネマズ木場ほか、他所については下記にある”Theater”の内容をご覧ください。
既に、YouTubeの予告編やInstagramを始め、数多くのメディアやSNSでも取り上げられ、映画の粗筋や撮影の舞台裏、キャストのインタビュー動画などが配信され、注目を浴びるなか日に日に閲覧数が増しています。
旅好き、バイク好き、映画好き、バイクに興味のある方なら絶対に観てほしい作品。

〜Story & Route〜
元々、タンデムの語源は、バイクに二人乗りというイメージですが、実は馬を縦に2頭並べて引かせる馬車を指す言葉です。
今回のタンデムは二人で力を合わせ映像を撮りながら、世界を駆け巡る苦難や試練を二人で乗り越えていく、まさにこの映画のためのタイトル。

バイク1台、カップルで世界一周を目指したハプニング満載ロードムービー!
引用元:AEON CINEMA
数多くの映画の演出部として活躍してきた滑川将人(ナメさん)と、パートナーの⻑谷川亜由美(アユミ)が、アドベンチャーバイク1台で世界一周を目指した様子を自ら撮影。
427日間、走行距離60,000kmに及ぶ壮大な旅の一部始終をドキュメンタリーとして完成させた。
アユミの地元である福島から出発し、30カ国もの見知らぬ土地を延々と進んでいくふたり。
入国トラブル、バイク故障、大喧嘩、各国の社会情勢、資金難......多くの試練に見舞われる道中は冒険ドキュメンタリーの傑作「ユアン・マクレガー 大陸縦断 バイクの旅」シリーズを彷彿とさせる。
世界に飛び出した、先の見えないふたりは無事に世界一周を達成することができるのか......。
2013年、東日本大震災から2年後となるその年は、まだ世界中に広がった新型コロナウイルスのパンデミックやロシアのウクライナ侵攻などもない時代。
二人カップルと大荷物を括り付けた大型バイクで世界を一周へ出発。
福島から出発し陸続きで北海道稚内からフェリーでロシアへ、その後ヨーロッパ、南米、北米を含む30カ国を回る約6万kmの大冒険。
”30カ国”
”427日間”
”走行距離60,000Km”
”人見知りで、人と関わるのが苦手な普通の女の子がいきなり世界にバイクで連れ出されて、人と世界と出会って成⻑しようともがく物語”
自分達で機材を持って、旅の道中における世界の情景や成長などを映像に収め続けてきた旅物語。
当時の世界一周に向けた二人のリアルなドキュメンタリーを描く映画。


〜Main Cast〜
出演兼監督そして編集を務などほぼ全てを担当するナメさん。
そして、出演から撮影、アニメーションを担当されたアユミ。
そこから映画の制作から完成後の宣伝活動まで、全て自分たちで創り上げてきた作品。
滑川将人さん(ナメさん)

ナメさん
バイク好き、旅好き、人なっつこい、陽気で楽観的、旅を楽しむライダー。
映画内でも、時間があればバイクに乗りオフロードを楽しみ、時にバイクを壊すという生粋のバイク好き。
旅後に、アユミと別れるが、このままではこの出会いや二人の経験や思い出がななくなると決して、アユミにプロポーズしその後結婚。
人情熱く心優しい男。
⻑谷川亜由美さん(アユミ)

アユミ
映画の主役的存在。
現在では、考えられないブラックな会社で、泊まり込み荷物を持って会社に出勤し、泊まり込みの仕事を過ごす日々。
映画のCG制作、24時間ひたすらデスクワークに向かい、段々と虚無感、倦怠感、を抱きながら悶々と過ごす。
生きるのが嫌になり、何の為に生きているのが人生の迷子に。
ナメさんに誘われ、休日の国内バイクツーリングから、いつかは世界遺産巡りをしたいのは夢に持つ。
気性が激しく無⼝な芯のブレない、アニメのデッサンは好きな女性。

〜Picture MotorCycle〜
今回の映画の協賛にもなっている「BMW Motorrad」。
『タンデム・ロード』にてナメさんが大阪にあるBMW Motorradで購入して、旅の相棒となっていた現在は廃盤となっている”BMW R 1200 GS”.
BMW MOTOのフラッグシップとなる現行の”GS”シリーズでは、現在では1300cc〜300ccまで排気量違いで5段階に分け販売中。
R 1300 GS | 2,850,000円~ |
R 1300 GS Adventure | 3,335,000円~ |
F 900 GS | 2,043,000円 |
F 800 GS | 1,385,000円~ |
G 310 GS | 740,000 円〜 |
ここで、BMWファンの方に朗報。
BMWを一度でも乗ってみたいライダーの方、只今キャンペーン中。
「BMW Motorrad」では、抽選で1名の方に、BMWの好きな車種を”100日間オーナー無料体験キャンペーン”を実施しています。
こんな機会はないので是非、ご応募ください。
乗りたい一台と思いのままに。
走るほど、もっと好きになる100日間。乗りたいモデルを味わい尽くす100日間。どこへ出かけるか、誰と楽しむか、すべてはあなたの自由。ぜひご応募ください。
応募期間
[第1回]:2025年3月3日(月)~4月30日(水)※終了しました
[第2回]:2025年5月1日(木)~6月30日(月)
[第3回]:2025年7月1日(火)~8月31日(日)当選者 : 各回1名様(計3名様)
対象モデル :BMW Motorrad 現行モデル
※M 1000 RR を除く

Theater
ナメさんの故郷となる茨城県、そしてアユミの故郷となる福島県、東京を合わせた3箇所の劇場で舞台挨拶が行われました。
公開日となる6月13日は、偶然にも旅が始まった日。
”この日に初日を迎えられて感無量です。新たな旅のスタートラインに立てたのは、応援してくださる皆さんのおかげです。”
と12年前の旅の出発日と映画公開日が偶然にも重なった日でした。

『タンデム・ロード』本編上映は、日本の首都圏や地方都市を中心とした劇場、37箇所にて6月13日から各劇場にて上映中。
47都道府県内にあるすべての劇場上映ではないが、ツーリング先に隣県の劇場などバイクで映画を観に行くのも楽しみのひとつ。
また、公開日が劇場によって異なり、上映が終了している劇場もあるので注意してください。
都道府県 | 劇場名 | 公開日 |
---|---|---|
北海道 | イオンシネマ旭川駅前 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
〃 | イオンシネマ小樽 | 6月20日(金)〜 |
青森 | イオンシネマ弘前 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
岩手 | イオンシネマ北上 | 6月20日(金)〜 |
山形 | イオンシネマ三川 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
宮城 | イオンシネマ名取 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
福島 | イオンシネマ福島(※1) | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
群馬 | 109シネマズ高崎 | 6月27日(金)〜 |
埼玉 | イオンシネマ浦和美園 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
〃 | イオンシネマ川口 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
〃 | イオンシネマ大井 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
〃 | イオンシネマ熊谷 | 6月20日(金)〜 |
〃 | イオンシネマ羽生 | 6月20日(金)〜 |
東京 | 新宿ピカデリー | 上映終了 |
〃 | 109シネマズ木場(※1) | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
〃 | イオンシネマむさし村山 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
神奈川 | イオンシネマ港北ニュータウン | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
〃 | イオンシネマ茅ヶ崎 | 6月13日(金)〜 |
茨城 | イオンシネマ守谷(※1) | 6月20日(金)〜 |
新潟 | イオンシネマ県央 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
長野 | イオンシネマ松本 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
石川 | イオンシネマ金沢 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
富山 | イオンシネマとなみ | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
愛知 | イオンシネマ名古屋茶屋 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
〃 | イオンシネマ豊川 | 6月13日(金)〜 |
〃 | イオンシネマ豊田KiTARA | 6月20日(金)〜 |
三重 | イオンシネマ鈴鹿 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
京都 | イオンシネマ京都桂川 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
大阪 | イオンシネマ茨木 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
兵庫 | イオンシネマ加古川 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
広島 | イオンシネマ広島 | 6月13日(金)〜 6月26日(木) |
山口 | イオンシネマ防府 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
愛媛 | イオンシネマ今治新都市 | 6月20日(金)〜 |
香川 | イオンシネマ宇多津 | 6月20日(金)〜 |
福岡 | イオンシネマ福岡 | 6月20日(金)〜 |
〃 | イオンシネマ戸畑 | 6月20日(金)〜 |
熊本 | イオンシネマ熊本 | 6月20日(金)〜 6月26日(木) |
(※1)・・・登壇者(監督、主演)の上映前後に舞台挨拶。

Social
こちらがInstagram公式広告アカウント『tandem_road』。
YouTubeの予告編やインタビュー動画 & Instagram投稿など是非、”いいね” & ”フォロー”してください。
世界一周時の各国の映像やメイキングシーン、各イベントでの舞台裏など、色々な視点で投稿されているので、是非皆さんも閲覧してみて下さい。

舞台挨拶

上映後の舞台挨拶、登壇者の御二方がお話された作品に対する想いや制作について、多くの秘話が語られた。
挨拶からインタビューを簡潔にまとめてみました。
世界一周した二人旅の一番辛かったこと!
旅で辛かったことは、南アメリカアンデス山脈抜けるより、チリ北部のアタカマ砂漠を抜けるよりも、二人で旅の”カタチ造り”をどうしたら!?どうすれば!?旅の正解があるのかでした。
”二人での旅のカタチを探りながら造っていく”ことが一番辛かったです。
彼女が成長していく過程で、気持ちの変化が起こり始め、寄り添いながらどうやって旅を続けていいか分からなかった。
しかし自分は、単純に運転席で運転していることが楽しいんですよ。
反対に、ひたすら後ろに乗ってるだけのアユミはキツイ。
両者の温度差などがどんどん蓄積され空気感のズレにもなっていきました。
険悪な空気感の絶頂期は、北欧ノルウェーの都市オスロ辺りで、アユミが一時帰国するが関係性や空気感が最悪な状態でした。
一番印象的だった国または場所・景色!?
茨城から福島、そして北海道からロシアに道が全て続くとは思わなくて衝撃を受けました。
北海道の目の前がサハリンという島で、日本を走ってきたロシアが特にインパクトがあります。
2時間から3時間のフェリーでロシアに入ると、全く別の風景が広がっていたのは印象的だった。
これを言いたら身も蓋もないですが、帰国後の日立太田や筑波山がとても綺麗だった。
やっぱり、自分の生まれた場所が一番良かったと思い返した。
ロシア人が印象的、とても優しいかった。
実際に身をもって感じたのはロシアの現地の人に招かれたお家でした。
日本から来た知られざる客人を招き入れ、異国の地での緊張を和らげようと楽しませてくれていた。
映像にもあった私が家で泣いたのは、私達を楽しませようとしてくれているのに、自分は何も出来ないことが恥じらいを感じました。
もっと私が表現力やコミュニケーション力が豊かだったらと思い、自分の不甲斐なさを痛感させられた。
そして、モンゴルに行った時にも、私たちにとても良くしてくれた。
モンゴルの現地の方が、日本語が流暢であり以前に日本で働いていた。その時に日本人にとてもよくしてもらったそうです。
けど、ロシアやモンゴルでよくして貰った人達に何も恩返しができていない。
しかし帰国後、日本で作品として違ったカタチだけど、恩返しが出来ていると思っています。
私の中でモンゴルとロシアでは、人間的にすごく成長させてもらった。
作品を通じで観客に何を感じて欲しいのか!?
映画制作については、旅が楽しいだけでは、この映画は面白くないと思いました。
何を重要視したか、二人の心情や関係性をもっと作品に入れていこう。
そして観客の方に人のココロの動きを感じれるような作品にしようと思った。
旅が出たくなるような映画だけでなく、旅を通じて私の経験や成長したことを観客の方にも、何かしらを伝えたかった。
人との関わりが苦手だった私が、この旅で色々な人に出会い、この旅を通じて色々な経験を経て、帰国後に気持ちの変化が起きました。
旅の前に比べて人との関わり方が軽快になった。
この映画を観た方には私のようなココロの変化を感じてほしい。
ココロの変化が生まれ少しだけ違うことをやってみようと、後押しになればという思いで構成しました。
最後に、自分たちが二人で手作りしてきたこの作品をもっと大勢の人達に観てもらいたい、この映画を広げたい。
”異国の絶景”、”世界の広さ”、”他国の人との繋がり”は最高だが、旅の辛さをアユミとの情状について難しさを語っているナメさん。
不安定な自分との葛藤や、人としての成長、切磋琢磨して前に進もうしている自分が垣間見られる”アユミ。
二人は”光と影”を尊重するような関係性であり、バイクが故障しなければどこまでも旅が続いていたでしょう。
何のために旅をするのか?
行く場所、ルートは人それぞれで、どこでもいいのかも知れない。
自分をあえて苦難な環境に身を置き、試練を乗り越えることが自分を成長させる。
自分で決めたことなのだから前に進むしかない、旅路が困難であればあるほど最高の景色に辿り着ける。
まるで、人生を歩み方を鏡面しているように思える。
浅く生きればそれなりの景色しかないが、困難や壁にぶつかった回数だけ乗り越えた時の眺めは最高なもの。
二人の成長と心情の物語、旅に出たくなる映画というよりかは、変わらぬ日常の心のあり方を見直し、変化させたくなる作品でした。
観客の方には、映画はほんの一部のキッカケにしかない。
結局は自分の行く道は自分で決める。
Goods (CAMPFIRE)
最後に、こちらの映画を観た方も観てない方も、応援したいという向けにクラウドファンティング”CAMPFIRE”から劇場公開支援プロジェクト。
リターン特典
- 【¥3,000コース】パンフレット
- 【¥5,000コース】ロゴ刺繍ソックス
- 【¥5,000コース】ロゴプリントタオル
- 【¥10,000コース】ステンレスタンブラー
- 【¥10,000コース】ロゴ刺繍キャップ
- 【¥10,000コース】トートバッグ(大)
- 【¥10,000コース】オリジナルTシャツ
- 【¥10,000コース】亜由美デザインTシャツ A
- 【¥10,000コース】亜由美デザインTシャツ B
- 【¥20,000コース】ロゴ刺繍パーカー
映画『タンデム・ロード』上映館を増やして、全国各地で舞台挨拶をしたい!
最後に、映画『タンデム・ロード』上映館を増やして、全国各地で舞台挨拶をしたい!が二人の今の目標となっています。
2013年のバイク旅から映画制作、2025年の劇場公開まで辿り着くのに12年。
御二方の人生行路は、多くの人々に影響を与えていくと思います。
試行錯誤し制作された映画を公開するための資金がまだ不足しているので是非、プロジェクトに支援されるこちらまで”映画『タンデム・ロード』上映館を増やして、全国各地で舞台挨拶をしたい!”


