こんにちは。
1810年の設立から215年の月日が経った現存する最古の量産体制を整えた自動車メーカーフランスの「PEUGEOT(プジョー)」。
最も歴史のあるフランス車だが、性能や品質など全てにおいては常に日本車に先を越されていた事実にあったが、いつの日かそんな時代も変わる。
それを現実にした車が発表/発売された。
今年2025年7月2日に「PEUGEOT(プジョー)」が8年ぶりにフルモデルチェンジをした『NEW 3008 GT HYBRID』。

また、単純に車好きの方や地方などで生活に欠かせない方など、燃費が良く実用性のある車を選ぶのは当然のこと。
しかし人生一度、カッコ良く、燃費が良く、壊れないそんな輸入車に乗ってみたいのは誰しもある浪漫。
その、理想と現実性の両方を叶えた車と言っても過言ない。
それが今回ご紹介する、新開発の次世代プラットフォーム”STLA-Medium”を初採用されたNEW『3008 GT HYBRID』。
1.2ℓ 3気筒ガソリンターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステム。
世界中のどこを探しても、こんな個性にあふれるクルマにはきっと出会えない。
一緒なら、誰も真似できない自分だけの人生が楽しめる。
PEUGEOTの好きな車で、好きなことを好きなだけ、どんな瞬間もとことん自分らしい毎日を送ってください。
『NEW 3008 GT HYBRID』を実際に、PEUGEOT正規ディーラーへお邪魔し、展示車の体感や試乗など、筆者の観点で今回は記事に纏めてみました。
(賛否両論ありますが個人的意見も述べていますのでご理解ください)

Stellantis/PEUGEOT
「ステランティス」は、イタリアの自動車メーカーFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)と、フランスの自動車グループPSA(プジョーシトロエン)が合併して2021年に設立された自動車メーカーです。

そしてPEUGEOTは、「ステランティス」グループの傘下となるブランドです。
今回は、筆者が注目したなかで、色々な諸説ありますが、現存する世界最古の自動車メーカーは、フランスの「プジョー(Peugeot)」。
1889年製造量産体制を整え世界初の自動車を量産したとされています。
それが日本では136年前の明治22年のこと、大日本帝国憲法が発布され、また東海道線が全線開通した年。
(因みに、現存する最古の自動車メーカーは1886年にカール・ベンツが世界初のガソリン自動車の特許を取得した”メルセデスベンツ”)
「PEUGEOT(プジョー)」生誕の地となるフランスの東部に位置するソショー。
フランシュ・コンテ地方にあり、スイスとの国境沿いにいあり自然豊かな街。
1889年にガソリンエンジンを搭載した四輪自動車の量産を開始しされた世界初の自動車メーカーへ。
フランスで最も古い自動車メーカーであるプジョーは、1974年にシトロエンを買収し持ち株会社PSA プジョーシトロエン(その後のグループPSA)を設立。
2021年にはフィアット・クライスラーと合併し、現在はステランティスのいち部門として運営されています。
1810年
プジョーは1810年、フランス東部のエリモンクールを拠点に、ジャン=ピエール・プジョー、ジャン=フレデリック・プジョー兄弟による家族経営の製鉄業としてスタートしました。
引用元:PEUGEOT HP
最高品質を示す「ライオン」マークをつけた工具類や、傘、クリノリン、コーヒーミル、自転車など、鉄を材料としたさまざまなプロダクトを世に送り出しました。

”プジョーは200年以上の歴史を持つ、美食の国フランス”から生まれた自動車メーカー。
現在でも、プジョーのスパイスミルやペッパーミルなど扱う「PEUGEOT MILLS」。
現在のシェフから料理研究家まで、200年前からある調理器具を使っていると思うと感慨深いものがありますね。


2021年に新型「308」が欧州市場に投入されたタイミングでエンブレムもフルモデルチェンジ。
象徴となるエンブレムが刷新されたことで、“タイムレスかつ普遍的で多様な文化に対応するアイデンティティを表現”しているという。
ライオンの横顔と鬣(たてがみ)戻ったデザインについては、「1960年代のエンブレムに着想を得て、力強い現代性を表現するために再解釈した」。
盾形のフレームに、ライオンの頭部にPEUGEOTの文字を上部に配するのは1960年の「404」登場以来のこと。
フランスで最も古い自動車メーカーとしての歴史と、現代の価値観を融合させたデザインと言えるだろう。
それぞれの時代に求められる力強さと高品質を象徴しているのがプジョーのエンブレム。
3008
「3008」車種自体の歴史は浅い車。
先代(2代目)「3008」は、2016年10月に本国で発売され、2017年3月13日に日本で発売開始。
そこからFMC現行モデルとなる3代目の「3008」は2024年8月1日に本国で発売。
そして、2025年7月2日に日本で発売が開始となりました。

新型3008を発表
洗練かつダイナミックな内外装デザインや卓越したパフォーマンスが称賛を集め、ヨーロッパを拠点に活躍する58人のジャーナリストが選ぶヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2017に、新型プジョー3008が選ばれました。
この賞が創設された1964年以降、SUV車としては初の受賞。プジョー車で、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルは、1969年の504、1988年の405、2002年の307、2014年の308に続きこれが5台目になります。
引用元:PEUGEOT HP
「ステランティス」・「プジョー」の歴史などの詳細を紹介したこちらの関連記事もどうぞ。

NEW 3008 HYBRID
欧州Stellantis(ステランティス)がPEUGEOTに限らず、ハイブリッド車(HEV)のラインアップを急速に展開しているのは事実。
欧州で電気自動車(EV)の勢いがスローダウンし、代わってハイブリッド車(HEV)の人気が高まっていることを背景に、共通のハイブリッドパワートレーンを多くのブランドに水平展開している。
そしての時代の流れを取り入れた新型『PEUGEOT 3008 GT HYBRID』は、8年ぶりに一新した「ステランティス」のC・Dセグメント向けのSUV。
電気自動車用に最適化された新開発のプラットフォーム”STLA Medium(ステラミディアム)”採用した最初の車種。
現在流行りのクーペタイプのような低めスタイルにシャープなSUVを掛け合わせたデザイン。
1.2ℓガソリンターボエンジンに電動モーター内臓の6速DCTを組み合わせたマイルドハイブリッド。
本国デビューした「NEW 3008 」は、世界で累計132万台をこえる実績を持つPEUGEOTの稼ぎ頭となる次世代型SUV。
今回紹介するのは、PEUGEOT(プジョー)ブランドとしては、8年ぶりのフルモデル流チェンジとなるマイルドハイブリッド車(MHEV)とステランティスのMHEVでは電圧が48Vと、小型・低電圧のバッテリーを搭載。
マイルドハイブリッドエンジンはアイドリングストップから発進時、電気のモーターの力で走ってくれるので遅延がなくなりました。
完全電気のエンジンはエンジン音や振動が少なく、アクセル操作に対する反応が良く、ガソリン車や電気自動車に負けない加速ができます。
今回は、「PEUGEOT前橋」さんでの、『NEW3008 GT HYBRIDアルカンタラパッケージ』の試乗とショールームでの展示車を体感したインプレッションを、筆者なりに”GOOD” & ”BAD”で纏めてみたのでご紹介します。
(あくまでも個人的意見ですのでご理解ください)
48V HYBRID SYSTEM
DETAILS

- 『ステランティスグループ』が新開発した「STLA-MeDIum(ステラ・ミディアム)」プラットフォームを初採用
- バッテリーEV(BEV)向けの設計ながら、ハイブリッドとBEVの両方に対応できる柔軟性に備えている
- パワートレインは1.2Lガソリンターボエンジンに、電気モーターを内蔵した6速DCTを組み合わせた48Vハイブリッドシステムを採用
- 街中では最大50%の時間でエンジン停止し、低速域では100%モーター走行でも19.4km/Lを実現
少しややこしいでですが、簡潔に一旦整理します。
『ステランティスグループ』が新開発した「STLA-MeDIum(ステラ・ミディアム)」プラットフォームはマイルドハイブリッドの部類に入ります。
BEV | Battery Electric Vehicle | (バッテリ式)電気自動車 | エンジンがなく外部電源によるバッテリ充電でモータ走行 | ー |
HEV | Hybrid Electric Vehicle | ハイブリッド自動車 | ①ストロングハイブリッド ②マイルドハイブリッド | ①電力だけでも走行できる方式 ②発進時や加速時にモータがエンジンをサポートする方式 |
PHEV | Plug in Hybrid Electric Vehicle | プラグインハイブリッド自動車 | エンジンとモータの両方を備えつつ、外部電源も使用できるのが特徴 | ー |
FCEV | Fuel Cell Electric Vehicle | 燃料電池自動車 | ガソリンも電源も不要の、水素を燃料とする電気自動車 | ー |
”HYBRID車”とは…
エンジンとモーターの二つを動力に、走行性能向上や燃料消費を抑制している。
皆さんもご存じの通り、国産車でもほぼ全てのメーカーが市場へ導入されています。
GOOD
- 圧倒的に低燃費性の向上され価格的にも一般的に受け入れられてます
- 走行環境や路面状況に応じて、二つの動力がフレキシブルな制御が可能なポイント
- モーターがエンジンをアシストすることでガソリンの消費を抑制している

Grade & Color
正規ディーラーからの情報では、日本国内に輸入されるグレードは、現在のところ『NEW 3008 GT HYBRID アルカンタラパッケージ』のみ。
その他、下位グレード”GT”・”ALLURE”(受注生産)の発注の場合、半年から1年待ちになるそうです。
SUVの力強さとクーペのようなラインを見事に両立させた、”ファストバックスタイル”は現在のSUVカテゴリーに見事に『NEW 3008 GT HYBRID 』。
そして、ステランティスグループで共有されるC/Dセグメント用の新世代プラットフォーム『新型3008』は「STLA-Medium」上で設計された最初のモデルであり先代に比べ全体的にサイズアップしています。
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース | |
---|---|---|---|---|
先代3008 | 4450mm | 1840mm | 1630mm | 2675mm |
新型3008 | 4565mm | 1895mm | 1665mm | 2730mm |
差異 | +115mm | +55mm | +35mm | +55mm |
グレード
- NEW 3008 GT HYBRID アルカンタラパッケージ
- NEW 3008 GT HYBRID ※受注生産
- NEW 3008 ALLURE HYBRID ※受注生産

仕様 | NEW 3008 GT HYBRID アルカンタラパッケージ |
全長 | 4,565mm |
全幅 | 1,895mm |
全高 | 1,665mm |
エンジン | 1.2ℓ ガソリンターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステム |
トランスミッション | 6速ディアルクラッチ |
乗車人数 | 5人乗り |
製造国 | MADE IN FRANCE (ソショー工場) |
メーカー希望小売価格 (消費税込) | 5,580,000円~ |

仕様 | NEW 3008 GT HYBRID |
全長 | 4,565mm |
全幅 | 1,895mm |
全高 | 1,665mm |
エンジン | 1.2ℓ ガソリンターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステム |
トランスミッション | 6速ディアルクラッチ |
乗車人数 | 5人乗り |
製造国 | MADE IN FRANCE (ソショー工場) |
メーカー希望小売価格 (消費税込) | 5,400,000円~(受注生産) |

仕様 | NEW 3008 ALLURE HYBRID |
全長 | 4,565mm |
全幅 | 1,895mm |
全高 | 1,665mm |
エンジン | 1.2ℓ ガソリンターボエンジン+48Vマイルドハイブリッドシステム |
トランスミッション | 6速ディアルクラッチ |
乗車人数 | 5人乗り |
製造国 | MADE IN FRANCE (ソショー工場) |
メーカー希望小売価格 (消費税込) | 4,890,000円~(受注生産) |
カラーバリエーション
グレードによって計6色の設定となります。
GT ALCANTARA PACK※1 | GT※1 | ALLURE※2 |
---|---|---|
オブセッション・ブルー/ブラック | オブセッション・ブルー/ブラック | オブセッション・ブルー |
インガロ・ブルー/ブラック | インガロ・ブルー/ブラック | インガロ・ブルー |
オケナイト・ホワイト/ブラック | オケナイト・ホワイト/ブラック | オケナイト・ホワイト |
※1:アンダーメインカラーと天面(ブラック)のいツートンカラー仕様
※2:ピラーから天面(ルーフ)前面がALL ONE COLOR
ALLUREの場合、モノトーン(各単色)のみの設定。
GTクラスからツートンカラーの設定となります。
ディーラースタッフさんに、伺ったところ、売れ筋の人気色はオブセッション・ブルーとインガロ・ブルーが同じくらいに売れているそうです。
BAD
- オールカラーやツートンカラーなどバリエーションが少ない
- ”ペルラ・ネラ・ブラック”や”マットブラック”にような人気色は欲しい
- フェンダーモールには無塗装樹脂と塗装品Ver(オプション)選択してほしい

正規ディーラー
今回、『NEW 3008 HYBRID』のショールーム車両の写真撮影や試乗にご協力頂いいた「PEUGEOT前橋」さん。
試乗コースは、店舗周辺のアップダウンはあまりなく一般道を一周するコースで、渋滞もなく10〜15分くらいの試乗を楽しめます。
『NEW 3008 HYBRID』の試乗車は、唯一、群馬県内ならではの試乗車のドライブは、渋滞などにはまらずプジョー本来の走りを楽しめます。
NEW3008試乗車
『NEW 3008 GT HYBRID アルカンタラパッケージ』、カラーは”インガロ・ブルー”。
太陽光の下で見ても全体的にグレー系の色合いも落ち着いた雰囲気。
こちらの売れ筋の人気のボディーカラー。
短時間の試乗後の個人的なインプレッションはこちら、ほぼ”GOOD”。。
あとは雨天時や夜間に試乗するともっと実際見たいところがあるのも事実。
皆さんも、百聞は一見にしかず、展示車の鑑賞もいいですが断然試乗をお勧めします。
GOOD
- スタートボタンを押すと静かにスマートに起動する
- エンジンとモータの連携で走り出しがスムーズ
- ステアリングの軽さと曲がりやすさ操作性が高い最小回転半径4.5m
- C〜DセグメントサイズのSUVでは、車両重量1260Kgを感じさせない軽快感
- ”21インチのパノラミックカーブドディスプレイ”ナビはTOMTOMを純正に使用
- アクセル踏み込み時のレスポンスは良い、加速音は不快感はない
- ”1.2L ターボエンジン”でも充分に、踏み込めばしなやかに加速してくれる
BAD
- 市街地走行では約半分の時間をモーターで賄う
- 真夏や真冬の稼働時はエンジンの稼働は否めない
- ブレーキホールド機能がない
「PEUGEOT前橋」さんのお店や店内の様子など、記事にまとめましたのでご興味のある方はこちらをご参考にして下さい。

Exterior
それでは、試乗後の感想と展示車の体感したインプレッションを簡単に纏めてみたのでご紹介します。
マトリックスLEDライト
一番目を惹くのがフロントバンパーの両脇に施された3本のデイタイムランニングライト。
まるでライオンの鋭利なかぎ爪が大地を駆け走るようなイメージを持たせています。
超薄型のヘッドライトには最新のテクノロジーを採用したマトリックスLEDライト。
日中夜でもシグネイチャーライトを対向車とすれ違えば、3本の”かぎ爪”のライトでプジョー車と判別できる。

試乗車でハザードランプを点灯状態を眺め、ライトだけでインパクトを強く印象付けるのがフランス車の醍醐味。
やはり、一番のインパクトがあり、3本のライオンの”かぎ爪”のシグネイチャーライト。
走行状況に応じてマトリックスLEDが照射範囲を自動で調整します。
また、対向車や歩行者の眩惑を抑えた照射により、常に最適な夜間の視界を確保(GTに装備)。
かぎ爪…
共通する特徴が、プジョーブランドのアイデンティティである「ライオンズクロー(ライオンのかぎ爪)」の意匠。
「ライオンズクロー」は近年のプジョー製品における重要なデザインエレメントであり、四輪では全てのモデルに採用されています。
四輪と二輪のデザイン共通化が進んだことで、プジョーブランドの独自性と存在感はさらに高まるでしょう。

フロントグリル&エンブレム
二つ目に目を惹いたのが、新型エンブレムを取り囲むフロントグリルデザイン。
グリルのデザインをそのままバンパーに大胆且つ伝統工芸技術をイメージしたようなフレームレスグリルの精緻の意匠面。
2021年に一新されたラインオンのエンブレム中央のグリルのグラデーションデザインに新しいフレームレスグリルを採用。
ドット柄を放射線状に散りばめた近未来的とともとらえられるフロントグリルの美しさは何度見ても飽きのこないデザイン性。
また、「3008 GT HYBRID」仕様のみに、フロントドアの前方部の左右にエンブレムが施されています。
ライオンマーク…
プジョーといえばライオンがトレードマークだが、これは鉄工所時代からの伝統だ。
発祥の地であるエリモンクールの街がある “フランシュ・コンテ地域圏” では、勇敢さの象徴として紋章にライオンが描かれていた。
プジョー兄弟社は、ライオンをエンブレムに使うことで自社製品の強さや品質の高さにこだわる姿勢を表現したと言われている。
フローティングスポイラー
特徴的なフローティングデザインのブラックスポイラーが、リアセクションにダイナミックな印象。
リアガラスに(通称:猫耳)と言われていますが、最近のSUVの流行の傾向スタイルなのか、クーペタイプのようなリアガラス上部を覆うようなリアスポイラー。
それは、一体化したような角度と裏側の凸部が走行時の空力をより雨水を弾くようになっているそうです。
そのため「新型3008」にはリアガラス専用のワイパーが装備されていません。
(スタッフさん曰く、雨天時に走ってないので不明なところ)
DETAILS
- リアガラスと覆うようなリアスポイラーは空力パーツにより、”空気抵抗係数(cd値)は0.28”

ハンズフリー電動テールゲート&テールライト

リアを真正面から見るとハッチからバンパーまでの表面積が広く、サイドから見ると断片的な造形がSUV存在は残しつつある。
最近流行りでもある、バックラライトをつなぐブラックパネル上に”PEUGEOT”のアルファベットが離れ字でレイアウトされています。
厚めのリアバンパーは無塗装樹脂となってSUV車の走行性も忘れてないデザイン。
DETAILS
- 新型からテールランプ、ウィンカー、ハザードランプもライオンの”かぎ爪”スタイルは徹底されたデザイン性を強調。
- スマートキーを身につけていれば、車両後部の下に足をかざすだけでハンズフリーの電動リアゲートが自動開閉。
GOOD
- リアバンパーの下側に足(爪先)を差し出すと、「ハンズフリーパワーリフトゲート」が搭載されました。
自動開閉なので、両手が塞がっっている時も荷物の積み下ろし出来るのは嬉しい装備のひとつ。
BAD
- リアガラスのワイパーが装備がないのは、実際の雨天時の後方の視認性は疑問視なところ。

給油口
ボディ側の表面をPUH-OPENタイプ。
もちろんヨーロッパ車なので燃料は”ハイオク”。
昨今のガソリン価格高騰には厳しいところ。
燃費19.4 km/ℓ(WLTC モード)のカタログ表記、実燃費はどのくらいになるのか!?

タイヤ
「MICHELIN e・PRIMACY 225 / 55 R19」。
HYBRIDモデルはホイールネームは、長野県は北アルプスの名峰となる槍ヶ岳”YARI”と名付けられ、デザインモチーフされています。
年内発売される完全BEV(バッテリ式電気自動車)となる「e-3008」のホイールネームは、富士山の”HUJI”

扁平率が55は動性能が高いことが特徴です。
ブレーキング性能や操縦安定性の向上、コーナリング中の横揺れや振れが抑えられるため、安定感のある走行が可能。

Interior
ドアパネル
PEUGEOTとしては初めて、サイドウィンドウのウエストリップを隠したシームレスなサイドラインが特徴。
こちらも、ステップガード印されている”PEUGEOT”のアルファベットが離れ字で施されてます。
ドアのセンター部に右腕の腕や肘が当たる部位にファブリック素材が丁度いい場所にあり、肌触り感や汗をかいた時にベタつかない。
GOOD
- 車体側の乗降開口部に全周にウェザーストリップ取り付けられているため、ドアの開閉音が静か。(FRとRR)
- フロントドアポケット内、起毛素材で覆われている
- ドアのアームレストはクッション性が高い(構造的にウレタンかクッションが入っている)
BAD
- リアドアは、デザイン的にはフロントそのままだが、機能性などもう一味欲しいところ

ステアリング
小型ステアリングの上から視認性が高い「PEUGEOT」独自の未来感を味わえるパノラミック ”i-Cockpit”。
ファブリック素材とピアノブラックの融合により車内空間の落ち着いた空間。

人間工学に基づくプジョー独自設計のコックピットが、パノラミック i-Cockpitとして大幅に進化を遂げてきた。
PEUGEOT車で味わえるパノラミック ”i-Cockpit”は、ステアリングホイールを小径+楕円にする事によって、メーターと前方の視認性を高めるのは一味違う。
実際に試乗しても、実際に体感できたのは事実であり、左右にハンドルを切りすぎても、メーターが見えにくくならない。
そして、本革を使用した小径ステアリングは、ピアノブラックに”GTロゴ”付きやコントロールパネル。
クルーズコントロールなどさまざまな操作スイッチを備えた新形状の革巻小径スポーツステアリングホイール。
BAD
- 本革と”GT”ロゴの装飾が施されステアリング廻りは完璧と言いたいが、テレスコチルトは手動なのは残念
21インチ パノラミックカーブドディスプレイ
今回の最大の目玉と言っても過言でない。
運転席の周りの装備は至れり尽くせり。
下記に記した装備箇条書きもほんの一部に過ぎない。
DETAILS
- ナビゲーション・ソフトウエアを開発するオランダの「トムトム」の装備
- 運転席、助手席シートヒーター装備(&リアシート左右)の操作
- 体格や体型を考慮したサイドのホールド感を調整するアダプティブボルスターを操作
- 左右独立調整式オートエアコン装備
- 新開発の「PEUGEOT Panoramic i-Cockpit(プジョー パノラミック アイコックピット)」を採用
- ”i-Toggle(アイトグル)”操作タッチパネル下には”スマートフォンワイヤレスチャージャー”装備
新開発の「PEUGEOT Panoramic i-Cockpit(プジョー パノラミック アイコックピット)」を採用。
運転中のエアコン調整やナビゲーションなどをプライオリティーの高いものから操作性や視認性を全てを兼ね備えた最新の3008。
試乗車でも操作はしていたが機能が多く、これだけの機能が搭載されていると熟すまでに多少の時間が掛かるがそれも楽しみ。
DETAILS
- 日常的に使用するアプリ10個/2スライドの機能にすばやくアクセスできるデジタルショートカットスイッチ、i-Toggle(アイトグル)も装備。
- ”i-Toggle(アイトグル)”操作タッチパネル下の凹みには”スマートフォンワイヤレスチャージャー”装備
- ドライブモード(スピード/ノーマル/エコ)の3つの設定
GOOD
- タッチパネルのレスポンスは良く操作性は早い。
- アダプティブボルスターは自分の体格に合わせたホールド感を調整ができ、実際に上半身をホールドされました
- アプリの10個のショートカット機能も利便性の高さを感じました。
BAD
- SUV車なのに”4WD”の設定がない
- 全車種からの問題点でもあるディスプレイのブラックアウトは改善されてるか疑問なところ

アンビエントライト
ダッシュボード上にビルドインされたディスプレイ周りには、目の前に広がる「アンビエントライト」が点灯されます。
8色から選べるインパネから左右のドアラインまで続く”アンビエントライト”は、夜間のドライブはラグジュアリー感を堪能できます。
試乗車では昼間での撮影でしたので、アンビエントライトがあまり目立たないので、HP上のイメージを参考に。
実際に夜間を走行したらとても近未来的な空間に変貌しますね。

GOOD
- ”アンビエントライト”要不要だけで言えば、車内の雰囲気の高揚感やデザイン性が大分異なるでしょう。
BAD
- 懸念として、これだけ車内が明るいと対向車や車内が丸見えではないか不安
フロントシート
”アルカンタラ”とは…
アルカンターラの素材は、ポリエステルがおよそ68%、ポリウレタンがおよそ32%となっていて、色のバリエーションが豊富・水をはじきやすい・燃えにくい・通気性が高い・耐久性に優れるといった特徴があります。
アルカンターラとは、人工皮革スエードのことであり、アルカンターラ生地の最大の魅力は、スエードに似たデザイン性と高級感。
現在ではイタリアのアルカンターラ社で製造された製品が「アルカンターラ」、日本で製造された製品は「エクセーヌ(現在はウルトラスエード)」と呼ばれています
DETAILS
- フロント電動調整シート(前後上下、リクライニング)
- マルチポイントランバーサポート(腰椎を支えて正しい姿勢をサポート)
- アダプティブボルスターは、体格やドライビングに合わせて脇下のホールドを調整でき常に快適なライディング姿勢をキープ
(ショルダー部までホールドするサイドサポート) - シートヒーター(フロント&リア左右)
GOOD
- オールレザーシートに比べ高級感は劣る反面、STOP&GOや走行の際に、ライディング姿勢のズレを防止する。
- ヘッドレストのエンボス加工された大きめのエンブレムを施したのはいちいちお洒落。
GOOD
- クッション下にレバーを引くと、クッションの前方部(全体の3分の1)が前方向へ手動スライド(スライド幅:約10cm)。
身長の高い方や足の長い方にもシートに深く座れる。
ユーティリティスペース
DETAILS
センターコンソールストレージボックス内
- 「TYPE-C(接続用)
- TYPE-C(充電用)
- 12V電源ソケット
GOOD
- サングラス・メガネケースの内側には起毛素材で覆われレンズなどの傷を防ぐ
- ドリンクホルダー内に、ボトル径に応じたサポートステイがホルダー内に付属されている細かな配慮
- センターアームレストはこちらもファブリック素材を使用され、汗をかいてもベタつかない
- センターアームレストは観音開きとなり深めのポケットと上段には取外し可能なトレイ取り付けられている
リアシート
GOOD
- 左右のリア座面にについても3段階調整の”シートヒーター”が付き
- 2つの”USB-Cポート”×2ヶ所
- 日常の買い物から小旅行までの荷物なら、幅広く応えてくれる広さを確保
BAD
- リアバックについては、リクライニング機能は欲しいところ
- リアは居心地や長距離の居住性には、フロントと比較すると物足りなさはある
ラゲッジスペース


荷室容量 | 荷室高 | 奥行 | 横幅(上部/下部) | |
---|---|---|---|---|
後席起こすVer | 520L | 450mm | 920mm | 960/1030mm |
後席倒しVer | 1480L | 450mm | 1700mm | 960/1030mm |
DETAILS
- 上段にトムボードと、下段に二段式に調整可能なフロアボード付き
- 最下段には、元々スペアタイヤ収納となっていた痕跡はあるが、スペアタイヤはなく”パンク修理キット”搭載
- フロアボードを下段にセットした場合、奥100mm/手前80mmほど下降し荷室面積拡張
GOOD
- 床面のボードが外れて最下段の荷室に荷物を出し入れする際に左右に突起物があるので、ボードが45°を保ってくれるのは嬉しい
- ラゲッジルームの床面にも下段収納付き
- ラゲッジルームの左側に”12V電源ソケット”×1ヶ所
- ラゲッジルームの右側に”ルームLEDライト”×1ヶ所
- ラゲッジルームのトノボードの取外しOK
BAD
- 長尺物を積載する際は、ラゲッジルームから2列目シートバックを倒せない(レバーに届かない)
- リアオープニングガラスハッチが装備されていれば、荷物の取り出しに便利

まとめ
最後に、今年も半年が過ぎようとしている中で、年内最後に「PEUGEOT」が世に送り出すのは100%エレクトリックSUV『NEW E-3008 ALL-ELECTRIC』。
EVとなる「E−3008」は2025年内年に発売を予定しているが実際の日程は未だ不明。
「3008 GT HYBRID アルカンタラ」558万円に対して、「E-3008 GT アルカンタラ」は推測730万円と170万円越えとなってしまいます。
カラーもHYBRID同様に3色設定となり、外観はそんな変わり映えはないが唯一、一目で区別できるのが一新されるホイールデザイン”HUJI”。
また、要所にある”E”マークがだろう。
EV車なので”国の補助金”や免税”などの待遇がありますので、是非、購入を検討されている方は調べてみて下さい。

”EV(電気自動車)”とは…
100%電気をエネルギーとして走行する自動車なので排気ガスはゼロ。
GOOD
- 発進直後から最大トルクを発生するモーターの特性により、想像以上にパワフルに走る。
- エンジン音が無音に等しいの車内は静寂性能は高い
BAD
- 航続距離のあまり長くない
- 充電施設が国内に充実していない
- エアコン、乗車人数、車重量などで走行距離が大きく変化する

