こんにちは。
アメリカ好きのライダーなら一度は乗りたいHarley-Davidson。
やはり、漢なら憧れる歴代のヴィンテージハーレーを乗りたい気持ちはいつまでも変わらない。
昨今では、ヴィンテージハーレーを乗りこなす女性ライダーも増え続けています。
そんな現在から遡ること約半世紀以上も前となる憧憬のアメリカンカルチャー、流行りではなくカルチャーとしての人気は止まることはない。
アメリカンのバイクや旧車、ファッション、家具など、あらゆるカテゴリーに於いても人々の心を掴み続けています。
ヴィンテージハーレーでもチョッパーやカスタムが人気を博するなかで、当時のオリジナルハーレーを好む方もいらっしゃると思います。
ビビッときたバイクを手にして自分だけの愛機にしたい、そんな年代のオリジナルハーレーをお探しのライダー必見。
しかし、時代の背景から経済的にも入手にすることが困難を極めるヴィンテージハーレー。
半世紀以上を過ぎた現在、現物の仕入れは難しくなってきた昨今。
ヴィンテージハーレーや中心に豊富に揃ったFL・XL・FXの車種、年式、カラーバリエーションまで、常時150台以上展示するショールーム。
それが国内最大級のヴィンテージバイク在庫数をもつ、山梨県昭和町にあるバイクショールーム『MYPerfoemance(マイパフォーマンス)』。
今回は、筆者が気になったハーレの歴代車両をご紹介します。
本場、ウィスコンシン州ミルウォーキー”ハーレーダビッドソン ミュージアム”を彷させる。
全く引けを取らない程の超大型ヴィンテージショールーム『MYPerformance(マイパフォーマンス)』。
別名日本版”ハーレーダビッドソン ミュージアム”の数ある展示車両の中から、筆者がピックした車両5選をご紹介します。


歴代展示ハーレー5選
『マイパフォーマンス』の展示、もちろん販売もされている歴代のヴィンテージハーレー。
年代を代表する5車種ご紹介します。
Pick Up車種
- 1971年式 FX 1200 Boat Tail
- 1977年式 XLT 1000
- 1977年式 XLCR 1000
- 1992年式 FXDBD Daytona
- 1948年式 FL 1200
ハーレー歴代エンジン略年表
簡単に1909年(日本では明治42年)から現在までの”歴代エンジン”を時系列にまとめてみたので参考にしてくだい。
- 1909年:ATMOSPHERIC V-TWIN
- 1911~1929年:F-HEAD
- 1929~1973年:FLAT HEAD(フラットヘッド)
- 1936〜1947年:KNUCKLE HEAD(ナックルヘッド)
- 1948〜1965年:PAN HEAD(パンヘッド)
- 1966〜1969年:EARLY SHOVEL HEAD(アーリーショベル)
- 1970〜1983年:LATE SHOVEL HEAD(コーンショベル)
- 1957〜1983年:(アイアンショベル)スポーツスター
- 1984〜1999年: EVOLUTION(エボリューション)
- 1999〜2017年: TWINCAM(ツインカム)
- 2017〜現在:Milwaukee-Eight(ミルウォーキーエイト)
- 2019年~現在:LIVEWIRE(ライブワイヤー)
- 2021〜現在:Revolution Max(レボリューションマックス)水冷エンジン

1971年式 FX 1200 Boat Tail(ホワイト)&(ブルー)
モデル年式 | 1971年 |
車名 | FX Super Glide(スーパーグライド) |
排気量 | 1200cc |
車体価格(税抜) | 350万円(両カラー共に) |
BOAT TELLE とは…
ハーレー社創業メンバーの一人であるウィリアム・A・ダビッドソンの孫にあたる人物がウィリーG(ウィリアム・G・ダビッドソン)。
デザイン部門が設立された1963年に入社し、以降長きにわたりデザイン部門のトップを務めたFXのデザインを手がけたのはH-D社のレジェンド。
1970年までは「FL」と「XL」の2種類しかなかったシリーズでしたが、FLHの車体にXLスポーツスターのフロントまわりを移植し、新たに、”FX”という車を完成させ世に送り出したのがこの1971年「FX」の第一号車。
個性の強い、独特な形状のテールカウルを取り入れ、バイク業界の類例のないデザイン性の”ボートテール”と称されています。
インパクト独特すぎるボートテールを廃止して以降のFXシリーズは人気が高まっていったのは事実。
逆を返せば、ウィリーGがデザインしたこの1971年「FX」の第一号車がなければ今のFXの進化はなかったと言っても過言ではない。
1977年式 XLT 1000

モデル年式 | 1977年 |
車名 | XLT |
排気量 | 1000cc |
車体税込価格 | 250万円 |
”48パン”の希少性とは…
1957年に誕生したのが、当時としては最先端であったOHVエンジンを搭載した「スポーツスター」の名を冠したXLモデル。
1977年アイアンスポーツの元祖XLから派生したツーリングモデルがXLT。
その他のXL派生モデル:競技用のXLC(C=コンペティション)。
XLH(H=ハイコンプレッシヨン)。
スクランブラーモデルのXLCH(CH=コンペティションホット)。
1977年式 XLCR 1000
モデル年式 | 1977年 |
車名 | XLCR |
排気量 | 1000cc |
車体税込価格 | 295万円(両車種ともに) |
”XLCR”とは…
1969年から1981年までAMF(American Machine and Foundry)時代、唯一のカフェレーサーモデルは、1977年から1978年の2年間のみで生産台数3400台。
本機XLCR1000は、ケイヒンキャブと点火チューンで68馬力、ゼロヨン12秒台を誇る高性能マシン。
ヴィンテージハーレーの中でも人気の高いショベルヘッドエンジン搭載モデルであることから価格高騰。
1992年式 FXDBD Daytona

モデル年式 | 1992年 |
車名 | FXDBD Daytona |
排気量 | 1340cc |
車体税込価格 | 240万円 |
DETAILS
- タンクに「1991 MARCH Daytona 50」の文字が刻まれた。
- カラーはゴールドパールとインディゴブルーのツートーン。
- 前後ホイールとリアのスプロケットはゴールドが施されている。
- 各所にクロム仕上げがされた豪華仕様。
”デイトナ200”とは…
デイトナ200の50周年アニバーサリー!
フロリダ州で開催されたレースイベント「デイトナ200」の50周年記念モデルで、1700台が限定生産された。
車名のルーツは、米国フロリダ州デイトナビーチにちなんだもので、世界三大レースに数えられるバイク界屈指の名門レースのひとつである『デイトナ24時間レース』の舞台としても高名。
本機はそのデイトナビーチにて開催されるデイトナビーチバイクウィーク(デイトナバイクウィークは通称)の第50回を記念してのモデル。
このイベントの初開催は1937年でしたが、第二次世界大戦により5年間のブランク期があり、1992年はそのブランク期を除いてちょうど50回目となる節目の年。

1948年式 FL 1200

モデル年式 | 1948年 |
車名 | FL(MYPオリジナル レプリカ新車) |
排気量 | 1200cc |
車体税込価格 | 500万円 |
DETAILS
- Motortechnic社製 PanHead 新品エンジン・キャブ・ミッション
- Motortechnic社製 4速ミッション ウイッシュボーンフレーム
- V-Twinのパーツを使用し”48パン”をレクリエイト
”48パン”の希少性とは…
1948年FL(1200cc)/ EL(1000cc)※通称ヨンパチ・パン
1948〜1965年間を制作されたパンヘッド。
48年はまさにパンヘッドのファーストイヤーとなり、ナックル時代のフロントフォークを継承した。
48年のみのパンヘッドで、唯一スプリングフォークを装備したファーストモデル。
49年以降のパンヘッドには、初の油圧式フロントフォークを装備と進化していく。

Access

横浜や世田谷、展示から販売車両が増えるごとに店舗を拡大せざる負えない状況となり、広大な敷地を求め現在の山梨県昭和町に海外輸入バイクを主に取り扱う超大型ヴィンテージショールームへと発展した『MYPerformance(マイパフォーマンス)』。
是非一度は足を運び、ショールームやヴィンテージハーレーなどの雰囲気を直接感じて頂きたい。
- 【営業時間】 OPEN 10:00 〜 CLOSE 19:00
- 【休店日】 毎週月曜日
- 【住所】 〒409-3821 山梨県中巨摩郡昭和町河西621−9
- 【電話番号】 055-244-8200

まとめ
ここで、ご覧頂きたいのが今回の記事でご紹介出来なかった全車両を発信しているYouTubeチャンネル”MYPerformance Nino”。
現在、最新(2025年4月時点)の展示車両が紹介されていますので是非ご覧なってください。
また、同チャンネルでは沢山の入庫や納車の様子など、ツーリング情報がタイムリーに投稿されています。
昨今、旧いアメ車やヴィンテージハーレー、旧型の国産バイクなどは人気を博し、年々希少性を高めています。
歴代のオリジナルにやヴィンテージハーレーもここ、”山梨のハーレーダビッドソンミュージアム”に来れば解決。
また、アメリカ史実からハーレー社の歴史など、バイク整備の知識も知る代表のメイヤさん、他スタッフさんからは色々なお話が聞けます。
是非一度足を運び、豊富なヴィンテージハーレーの車両を目の前に、恍惚感に浸ってほしい。
