こんにちは。
やはりこの日が来てしまった。結論からお話しします、レッドウィング製品が2024年12月1日に値上げに決定。
昨今の原油や食材、その他商品の値上げラッシュが続いていますが、レザーアパレル業界に於いても値上げの波が押し寄せています。
誰もが知る有名レザーブーツブランドのREDSWINGSHOESを始めとする、Schott、Lewis Leathers、The REAL MOcCOYS等々、企業努力は虚しく値上げ現実に値上げしています。言い換えるならば、値上げせざるおえない現況にあるのでしょう。
今に始まった事ではないですが、なんと言っても値上げの原因は、パンデミックからロックダウンに始まり、ロシア・ウクライナ情勢などの不安定な世界情勢により、小麦や原油の価格は世界的に高騰しています。加えて今年3月下旬以降急激に進んだ円安が、値上げに拍車をかけることになった。
ついにその波がにレザー業界にも押し寄せ、”レッドウィングホームページ”によると2024年秋以降から値上げが決まってしまいました。
今のところ国内在庫分に関しては、従来の価格設定とのこと。
10月1日よりポストマンの値上げを皮切りに、12月1日全商品のベース価格が5000円ほど値上げする予定となってます。
- #101 Postman Oxford
- #9198 Postman Romeo
- #3486 Carrier
などのポストマンシリーズに関しましては大幅な製造コストの上昇により2024年10月1日付での改定。
いつもレッドウィング製品をご愛顧いただき、ありがとうございます。
この度、商品の価格を2024年12月1日付にて下記の通り改定させて頂きます。
#101 Postman Oxford、#9198 Postman Romeo、#3486 Carrier等ポストマンシリーズに関しましては大幅な製造コストの上昇により、2024年10月1日付での改定となります。本国アメリカでのコロナ明けからの部材価格や人件費の値上げにより、商品の製造コストも上昇しております。また、高値で推移している円安も相まって、価格改定を実施させていただく運びとなりました。約2年ぶりの値上げとなりますが、レッドウィング・ジャパンでは少しでも現状の価格を維持すべく努力を重ねてまいりました。
ポストマンに関しましては再生産のタイミングで製造コストの大幅な高騰がありましたが、沢山のご予約を頂きお待ちくださっていたお客様のことを考え、現在まで値上げをせずに販売を続けてまいりました。今後も変わらず製品をお客様へお届け出来るように努力してまいります。
何卒ご理解の程お願い申し上げます。出典元:『REDWING HP』
ひとつ例に挙げると「大定番商品#875 ¥41700(本体価格)」が、
2024年12月1日より” ¥4800 ” の値上がりし、改定後¥46500(本体価格)!
他社のレザーメーカー製品が値上げを繰り返すことの多かった昨今、レッドウィングは価格を据え置きしていたがやはりこの時代の波には逆らえないでしょう。
噂によると、某アメカジショップでは駆け込み需要が急増している。色やサイズによっては売り切れや在庫の品薄が予想される。
今後購入を検討している品番がどれくらい値上がりするかの詳細については新価格表をご参考ください。
大人気の"BECKMAN"も12月1日以降に新価格61270円(税込)での販売され、差額が5,200円の上げ幅となっており、購入を検討されている方は前向きに検討されてはいかがでしょう。
2024年12月1日付にて商品の新価格は下記の通り。
BECKMAN #9413
最新作から定番のブーツまで豊富に取り揃えてあるのが南青山にあるレッドウィング直営「REDWING SHOESTORE AOYAMA」。
今回は偶然にも運よく廃盤品の”BECKMAN#9413”を手に入れることが出来たので少し紹介します。
1905年にレッド・ウィング社を創業したチャールズ・ベックマンにちなんで名付けられた「ベックマンブーツ」皆さんご存知、REDWINGを代表する創立者”チャールズ・ベックマン”「BECKMAN」。
商品 | BECKMAN |
品番 | 9413 |
各色 | CHESTNUT(チェスナッツ) |
生産国 | Made in USA |
価格 | ¥ 49,995(税込) |
1905年にレッド・ウィング社を創業したチャールズ・ベックマンにちなんで名付けられた「ベックマンブーツ」は、社の創業期より存在した、6インチ丈ラウンドトゥのブーツをベースに、今日の素材とテイストをミックスしてつくられています。
引用元:『REDWING HP(商品説明)』
レッド・ウィング社のラウンドトゥのワークブーツに広く使われている「8番」ラスト(木型)を使用したオーソドックスなスタイルと、品のある艶を持つレザー。伝統的なレザーソールにグリップの良い樹脂製の半張りを取り付け、実用性を加えたソール。こうした要素の組み合わせが、フォーマルなスタイルに実用性を加味した伝統的なアメリカのブーツを思わせます。
スマートなスタイルから、カジュアルなコーディネートまで、あわせられる守備範囲の広いスタイルで、現在のレッド・ウィングのトップセラーのひとつとなっています。
各パーツ
フェザーストーンはベックマンブーツ用に開発された特別なレザーで原皮の中から5%ほどしか取れない、滑らかな部位を選んだ高品質な木目が細かい銀面。
20世紀初頭ドレスアップにも用いれられ、6インチ丈ラウンドトゥのブーツをベースとなった。
平紐は縛った際の接地面が多いのでホールド感は良好。
記憶にある旧ベックマンは、ソールが変更された先端の部分はイタリアやメキシコのラバーソールメーカーでウレタン素材であったが、加水分解しラバーが欠損する事象があり、その後レッドウィングがラバー素材を自社生産し今回の新品番に変更された。
レッド・ウィング社の創業期(20世紀初頭)の靴をイメージして作られたベックマンブーツのために、当時主流であったレザーソールをベースに、ビブラム社製のラバーの半張りをプリセットしてつくられたソールです。
引用元:『引用元:REDWING HP』
レザーのクラシックなテイストと反りの良さに、ラバーのグリップの良さがプラスされています。レザーの抜き出しと半張りのプリセットはレッド・ウィング社の工場で行っています。
Inspected by Mary 080781
I have personally examined every detail of this shoe to make sure it meets our high quality standards. Thank you for buying our product検査者:メアリー 080781
この靴の細部まで個人的に検査し、当社の高品質基準を満たしていることを確認しました。当社の製品をお買い上げいただきありがとうございます。
取扱事項
靴をお履きいただく際のご注意
- 靴を長持ちさせるために、履いた日の翌日は、同じ靴を履かずに休ませることをおすすめいたします。
一日休ませることで、靴に染み込んだ汗などの水分が蒸発し、靴を長持ちさせることができます。 - 靴が濡れたり湿ったりした場合、風通しのよい日陰で十分に自然乾燥させてからご使用ください。
- 濡れた路面や雪道等の滑りやすい場所、またつまずきやすい場所での歩行の際には、十分ご注意ください。
お手入れの際のご注意
- 市販のシューケア製品に含まれる成分によっては、まれに、皮革の色落ち、シミなどの原因となる場合がございます。ご使用前に必ず、目立たない箇所でお試しください。
- 明るい色の靴をオイル系のシューケア製品でお手入れする際は、塗り過ぎにご注意ください。変色、シミの原因となる場合がございます。
保管の際のご注意
- 汚れを落とし自然乾燥させてから、通気性の良い場所に収納してください。湿った状態、汚れたまま、あるいはオイルなどでお手入れをした直後に、箱などに入れて保管すると、カビやシミの原因となることがございます。
- 日光のあたる場所での長期保管はお避けください。変色の原因となることがございます。
- 別売のフットベッド(中敷き)をお使いの場合、フットベッドを長期間入れたままにすると、カビやフットベッドの劣化につながる事がございます。保管時には靴からフットベッドを出しておいてください。
色落ちに関するご注意
- レッド・ウィングのブーツ・シューズの中底、また内張りには天然皮革を使用しているものが多くあります。この場合、天然皮革の持つ吸湿性を活かすため、足に当たる面にラッカー塗装等はしておりません。このため、履く際の摩擦、発汗、また雨による水濡れなどで、皮革の色がソックスなどに移ってしまう事がございます。この色移りは人体に害のあるものではございませんが、気になる場合は、濃い色のソックスを履くことをおすすめします。
用語集
- フェザーストーン:原皮から5%しか採取されない銀面を持つレザー
- SBフット:レッドウィングの自社タンナー
- カーフ:生後6ヶ月以内の子牛
- キップ:生後6ヶ月から2年の子牛
- カウハイド:生後2年以上の雌牛
- ステアハイド:生後2年以上の雄牛
- ブルハイド:生後3年以上の雄牛
Store
最新作から定番のブーツまで取り揃えてある渋谷にあるレッドウィング直営店「REDWING SHOESTORE AOYAMA」。
今回は運がよく、廃盤の”BECKMAN#9413”を手に入れることが出来た。店舗へ足を運ぶと稀にスペシャルなラックに廃盤品などが販売されている。
【営業時間】 営業時間 : 平日12:00~20:00 / 土日祝11:00~19:00
【休店日】 水曜定休 (但し祝日の場合は営業)
【住所】 〒107-0062 東京都港区南青山5-4-29
【電話番号】 03-6450-5349
こちらの店舗では、ブーツの販売はもちろんアッパーのリペアからソール交換まで対応してくれる。
自身の10年愛用したクラシックモック”#8179”をホワイトソールからビブラムソールに交換を南青谷店に依頼した詳細がこちら。是非興味のある方はご覧ください。
Social
お店のブログやインスタグラムからは、営業日や入荷情報がタイムリーにPostされますので、是非フォロー&チェックしてみて下さい。
最後に
冒頭でも話した現在の物価高騰の背景には、今後の世界情勢は動きは不透明だが各業界やレザー業界の企業努力でも、価格の維持が困難な時代となり、現実的に値上げせざるおえない現況なのは間違いない。
また、過去数年を振り返っても、微増ながら各ブランドの値上げしてるは事実であり急激な価格変動はないものの、これから先も上がり続けることは間違いでしょう。
どんなモノでも、"欲しいと思った時" が "買い時"とも言うが、もしかすると近い将来には手が届かないような価格帯となり、容易には買えない時代が来るのかもしれない。
やはり購入するなら今しかない。カジュアルからフォーマルまで、ファッション性が万能な”BECKMAN”は一足は持っていて絶対に損はない。
カジュアル着こなしポイント
ブーツが淡いナッツ色のパンツには、定番のインディゴデニムやブラックデニムのどちらでもOK。
トップスには、スカジャン、ダブルライダーズ、スウェットなど。
フォーマル着こなしポイント
トップスには、コサックジャケットやシングルレザー、ブレザーなど。
パンツにはスラックスやトラウザーでも相性が良く紳士的な足元となる。
一年中を通して多様ジャンルに合わせることが出来る”BECKMAN"。価格が上がる前に手に入れておきたい最強なアイテムとなってる。
こちらも値上がりの対象となる人気の「IRON RANGER」。
ストリートファッションにはもちろんバイカーにも最適なブーツ紹介を、下記の記事で詳しく解説しています。こちらの記事も是非。