Motorcycle 雑記

【話題】バイク映画”THE BIKERIDERS”に登場する撮影用バイクについて迫る

最近の投稿

こんにちは。

バイカー、ライダー、ハーレーオーナー、バイク好き、映画好き、バイクに興味のある方なら必見。

今話題の最新映画『THE BIKERIDERS』が、アメリカ本土からヨーロッパへと今や世界各国に公開が開始されています。

1960年代シカゴのバイクライダーズ”VANDALS(ヴァンダルズ)”をストーリーを映画化され、当時のシカゴの景観や文化、もちろんバイク、革ジャンなど、アメリカの情景がさらに奮い立たせること間違いなし。

今や日本国内でもビンテージハーレーの人気に拍車がかかるなか、今回の日本公開を機にバイク市場を賑わせる。

日本での公開は11月29日から、東京のTOHOシネマズ シャンテ、渋谷パルコ8F ホワイト シネクイントほか公開がスタート。

出典元:『focusfeatures』

『ザ・バイカーズ』は、文化や人々が変化しつつあったアメリカの反抗的な時代を描いています。地元のバーでの偶然の出会いをきっかけに、意志の強いキャシー(ジョディ・カマー)は、謎めいたジョニー(トム・ハーディ)率いる中西部のバイククラブ、ヴァンダルズの新メンバー、ベニー(オースティン・バトラー)に強く惹かれていきます。周囲の国と同じように、クラブも進化し始め、地元のよそ者のたまり場から危険な暴力の裏社会へと変貌し、ベニーはキャシーとクラブへの忠誠心のどちらかを選ばざるを得なくなります。

出典元:『focusfeatures』

既に、数多くのメディアやSNSでも取り上げられ、映画の大筋の粗筋や撮影の舞台裏、キャストのインタビュー動画などが世界中に配信され、注目を浴びるなか日に日に閲覧数が増している。

今秋まで待てないというファンのために、YouTubeの予告編やInstagram『bikeridersfilm』アカウントから、出演者のインタビューやQ&Aなどの秘話をご紹介します。

今回は、『THE BIKERIDERS』のスタントコーディネーターである「JEFF MILBURN(ジェフ・ミルバーン)」氏が、Austin ButlerNorman Reedus3者での映画上で使用されたバイク、所謂Picture Carについてのトーク映像がこちらです。

文字起こしの表現方法など、完璧とは至らないですが是非ご理解の上読み進めてみて下さい。



『THE BIKERIDERS』の原題は、1965年のシカゴを舞台にバイカーズクラブが組織拡大に伴い犯罪組織となっていくなかで、特に無謀なメンバーとその妻、そしてリーダーを中心に、当時のバイカーたちの生き様を描く映画。

アメリカの写真家であるダニー・ライアンが、1965〜73年にかけてシカゴのバイカーを撮影した写真集「The Bikeriders」にインスパイアされて製作された。

無口で喧嘩っ早く群れを嫌うオースティン・バトラー演じる「BENNY」。

不良とは無縁だったジョディ・カマー演じる「KATHY」と出会い、5週間で結婚を決める。

地元の不良たちを仕切る「JOHNNY」の右腕という一面を持つ「BENNY」は、クラブのリーダーへの依頼を拒否していた。

その一方で、モーターサイクルクラブ”VANDALS(ヴァンダルズ)”は犯罪などの反社的行為は勢いはエスカレートしていき収拾がつかない状態となっていく、果たして結末は・・・。

CAST

  • ベニー役(オースティン・バトラー)・・・気性が激しく無⼝なバイク乗り。群れを嫌い、狂気的な⼀⾯を見せる。ジョニーからクラブにのリーダーの依頼を拒否する。
  • キャシー役(ジョディ・カマー)・・・勇敢、せっかち、正直なキャシー。ヴァンダルズ モーターサイクル クラブの短気なメンバー、ベニーと出会いわずか 5 週間後に結婚。
  • ジョニー役(トム・ハーディ)・・・地元の荒くれ者たちを仕切るモーターサイクルクラブ“ヴァンダルズ”リーダー。いつもベニーを気に掛けている。
  • ジプコ役(マイケル・シャノン)・・・ヴァンダルズのメンバー。
  • ダニー役(マイク・ファイスト)・・・ヴァンダルズを写真好きのカメラマン。
  • ファニーソニー(ノーマン・リーダス)・・・放浪バイカー。

I'm Austin Butler. 
オースティン・バトラー

I'm Norman Reedus. 
ノーマン・リーダス

This is Picture Car.
これが、ピクチャーカーです。

Come check out these bikes.You gotta get in this. 
This is the guy that knows more about bikes than I ever will. 
These two right here are the bike experts. 
これらのバイクを見に来て。これに乗らなきゃ。この人は、私よりもバイクについて詳しい人です。この二人はバイクの専門家なんですよ。

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

For me, it was a lot of training on the motorcycles.
Wind is in your hair and you ride on this open stretch of road and the feeling of freedom. 
私にとってはバイクのトレーニングが大変でした。風を感じながら、広々とした道を走り、自由を感じます。

I was learning how to ride this bike and then I told Jeff I wanted to buy a bike and then he found this bike. 
私はこのバイクの乗り方を学んでいたのですが、Jeffにバイクを買いたいと言ったら、Jeffがこのバイクを見つけてくれたんです。

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

Austin loved it and went and went we got it. Got that.
It actually is in the movie a lot. 
One of my stunt riders is riding that bike as a vandal.
Austinは気に入って、行って、手に入れました。手に入れました。実は、映画ではよく登場します。
私のスタントライダーの1人が、VANDALS(映画に登場するモーターサイクルクラブ)としてそのバイクに乗っています。

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

This is sixty-five, that's a sixty-six. 
(これは65年式、あれは66年式です。)

New bikes are so different from these old bikes.It takes a little bit more finesse. 
You know, they're heavier and they don't like to stop. 
新しいバイクはこれらの古いバイクとはまったく違います。もう少し繊細さが必要です。
知ってのとおり、バイクは重くて止まりにくいです。

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

I don't know. It's just, it's, they each have their own personality so you just have to kind of get used to the feeling.
分かりません。ただ、それぞれに個性があるので、その感覚に慣れる必要があるだけです。

I have a bit of a Frankenstein bike. 
This is different years of stuff like this is a late 40s Springer front end. 
Uh the frame is a 50s but there's a 70s motor in this one.
We originally shot from the front so that you wouldn't see a 70s motorcycles. 
私のバイクはちょっとフランケンシュタインみたいな感じです。これは40年代後半のスプリングフロントエンドなど、さまざまな年代のものです。
フレームは50年代ですが、これには70年代のモーターが搭載されています。
当初は70年代のバイクが見えないように正面から撮影していました。
※1

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

So he showed up in the 60s. The back story is it had a 50s motor in it.
それで彼は60年代に現れました。裏話としては、50年代のモーターが搭載されていたということです。) 

Blew up on the way there. 
He and Cal went and stole a new motor and put in the bike and then they could show the bike from the side. 
そこへ行く途中で爆発した。
彼とCalは新しいモーターを盗んでバイクに取り付け、バイクを横から見せることができた。
) 

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

It has a little rubber ducky bronze rubber ducky suicide shift on it.
小さなゴム製のアヒルのブロンズゴム製のアヒルの自殺シフトが付いています。) 

Instead of shifting gears with your left foot or your right foot, it's a gear shift like a car. 
左足または右足でギアを切り替えるのではなく、車のようなギアシフトです。) 

So you have to hold the clutch down and you take your left hand and you shove it in gear. Cooler cred but harder to run. Jeff told me I cannot hold the rubber ducky to shift. 
つまり、クラッチを踏みながら左手でギアを入れるのです。クールで信頼性は高いが、運転は難しい。
Jeffは、ギアを変えるためにゴム製のアヒルを握ることはできないと言っていた。) 

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

He's like, you touch this, it'll break off. So, my knees are up here. 
I'm trying to thread this thing but I can only put it in gear with my two fingers and then right before I'm sitting up there waiting to meet you guys for the first time and I look over at the makeup bars and I pack all your glasses and I put them on and wait wait at least and she goes yeah and I'm like F*** it and you know and just went down anyway and then later Oliver who owns this bike was like yeah you could totally do this so that means that Jeff didn't care if I crashed or not he just didn't want to hurt this little duck .
彼は「これに触れると折れてしまうよ」と言って、私の膝はここにある。
これに糸を通そうとしているのですが、2本の指でしかギアを入れられません。

そして、初めて君たちに会うのを待ってそこに座っていたときに、メイクアップバーを見て、君たちのメガネを全部詰めてそれをかけて待って、少なくとも彼女はうんと言ったので、私は「もういいや」と思って、とにかく倒れてしまった。
その後、このバイクの所有者であるオリバーが「うん、君なら絶対にできるよ」と言っていたので、つまり、ジェフは私がクラッシュするかどうかは気にしていなかった。彼はただこの小さなアヒルを傷つけたくなかっただけ。) 

I mean honestly the brakes were were a big thing you know stopping.
the front brakes didn't really very squeaky and didn't really want to stop.
正直に言うと、ブレーキは停止するのに大きな役割を果たしていました。
フロントブレーキはそれほどきしむ音もしなかったので、あまり止まりませんでした。

They're all drunk right now.
いま、みんな酔っ払っている。

Yeah.I'm running from the cops and I .
I'm going over a bridge and coming over that other side and you're coming downhill and I was thinking, god, I hope this thing stops. 
私は警官から逃げていて橋を渡って反対側に来ると坂を下りてきて、ああ、このことが止まればいいのにと思っていました。

It feels like stopping a train. I only went down once. 
まるで電車を止めたような気分です。一度だけ降りました。

Did you? Dude, we just were asked who went down and we didn't throw any names under the bus and you just did it. 
君は? おい、誰が倒れたのかと聞かれただけで、僕たちは誰の名前も伏せなかったのに、君はそれをやったんだ。) 

THE BIKERIDERS(Picture Bike)
出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』

I went down on this bike.
僕はこのバイクで倒れたんだ。

On that bike? 
あのバイクで?

Well. Yeah. Did you mess it up or no? 
ええ、ええ。台無しにしたの?) 

Only a little bit. 
ちょっとだけね。

Very little bit.Yeah. 
(ほんの少し。)

These were cock to the side a little bit. 
ちょっと横に傾いただけ。

Floor workout broke off. 
フロアワークアウトが壊れた。

Floorboard is broken.
(フロアボードが壊れている。)

出典元:『THE BIKERIDERS Instagram』



フランケンシュタイン

原題《Frankenstein, or the Modern Prometheus》詩人シェリーの夫人メアリの長編怪奇小説。1818年刊。青年科学者フランケンシュタインによって造られた人造人間が、その醜悪な外見のために人間社会から受け入れられず、殺戮を繰り広げたすえ、いずこへか去る。(コトバンクから引用)

ノーマン・リーダスが例えたフランケンシュタイン、本人がファニーソニー役で愛用している映画用バイクは色々なパーツを組み合わせ作り上げたバイクにした比喩的な表現。

WHILE FILMING "THE BIKERIDERS," 

PRODUCTION UTILIZED MORE THAN 40 VINTAGE MOTORCYCLES, ALL RANKED BY "RIDABILITY" AND "STARTABILITY."

「ザ・バイカーライダーズ」の撮影中、制作チームは40台以上のビンテージバイクを使用し、すべて「乗りやすさ」と「始動しやすさ」でランク付けしました。

A "SUICIDE SHIFTER" OR "SUICIDE CLUTCH"

IS NAMED AS SUCH FOR BEING NOTORIOUSLY DIFFICULT TO USE AND REQUIRING DRIVERS TO REMOVE A HAN FROM THE HANDLEBARS WHEN SHIFTING.

「スーサイドシフター」または「スーサイドクラッチ」は、使いにくいことで有名で、シフト操作時にドライバーがハンドルバーからハンを取り外す必要があることから、このように呼ばれています。

DRUM BRAKES BEGAN PHASING OUT 

OF POPULARITY IN THE 1950s AND 1960s IN FAVOR OF DISC BRAKES, WHICH DISSIPATE HEAT BETTER AND PROVIDE MORE STOPPING POWER.

ドラムブレーキは、1950 年代から 1960 年代にかけて人気が薄れ、熱をうまく放散し、制動力を高めるディスクブレーキが主流になりました。



今回は、こちらの”Interview”を和訳したポストはTHE BIKERIDERS公式広告アカウント『bikeridersfilm』から引用しました。

映画に関するキャストの素顔や役作り、メイキングシーン、舞台裏などなど秘話が各視点から投稿されているので、是非皆さんもフォローや閲覧してみて下さい。



最後に、日本公開が待ち遠しいですがこの映画の影響を受けて、劇場を後にすればそのままビンテージのハーレーやバイク、ファッションなどの沼にハマること間違いなし。

現在でも日本に於けるビンテージハーレーの人気は右肩上がり、そこに『THE BIKERIDERS』の影響が加わり、ベニーが乗る”65年PANHEAD”など人気に拍車を掛け更なる価格高騰の予感。

1965 H-D Flh Electra Glide Panhead
出典元:『MECUM AUCTIONS

やはり、漢なら一度は憧れる革ジャンにハーレーの時代はいつまでも変わらないが、昨今ではビンテージハーレー乗りこなす女子ライダーも増えている。

現在から遡ること約半世紀以上も前となる憧憬のアメリカンカルチャー。

ビンテージバイクや車、デニム、家具などあらゆるカテゴリーでも今だに人々の心を掴み続けている。

-Motorcycle, 雑記