こんにちは。
早速ですが冒頭から漠然な質問ですが、”何のために仕事をしていますか?”
もちろん仕事をするのは、「お金のため」、「生活するため」と様々だと思います。
今回のお話したい対象は、転職を考える社会人の方々。
以下読み進める前に、「これがやりたい」、「将来こうありたい」、「これで生きていく」と志がある転職希望者に向けた記事となっています。
今はとにかく目先のお金だねという方は、流し読みでもor読まなくてもOKです。
ここ近年では、「生きるため」「生活するため」に仕事をしているのに、精神を病んでしまう社会人が増加傾向にあります。
「生きるため」に仕事をしているのに病んでしまっては、自分は一体何をしているのだろうといった状況下ですね。
とはいうものの、仕事はしないと死活問題でもあり、生きていく上で”国民の三大義務”も課せられます。
本題は仕事とは本人が「成長するため」のやり甲斐となる業務の遂行と思います。そちらについて説明しています。
雇用保険改正(2025.4〜)
巷でよく聞く、平成という時代”失われた30年”聞きますによね。
世界GDP(国内総生産)ランキング(IMF)日本はドイツに抜かれ世界4位(2024年時点)に後退し、5位インドとの差もわずかに2025年、インドに抜かれ世界5位になる見通し。
最近では移住国となっていく日本ですが、日本経済そして日本人も立ち上げるべく雇用制度の見直しが遂に動きます。
”何事の行動には理由がある”から法改正される。勿論のこと何らかの理由や狙いはあります。
お国としては、社会人に学び直し(リスキニング)と転職を煽る方向に舵を切っています。
労働市場の課題には成長が停滞若しくは低迷している会社から成長著しい会社へ円滑な労働移動を課題視されています。
高収益企業がより容易に雇用を増やせる仕組みが必要と判断し、今回の法改正に行き着いたわけです。
今後、優秀な人材や向上意欲のある人材を右肩上がりの企業やDX化、IT化が整った最新企業への転職を促したいという方向にあるようです。
促す背景にお国もタダでとは言わずに、社会人にとって背中を押してくれる制度が2025年4月から雇用保険法が改正される一つがこちら。
教育訓練給付金”増額”
専門実践 | 特定一般 | 一般 | |
---|---|---|---|
受講費用の | 20% | ||
年間上限(支給)は | 上限10万円 |
専門実践教育訓練給付金
- 医療・社会福祉・保健衛生関係の専門資格(看護師、介護福祉等)
- デジタル関連技術の習得講座(AI、セキュリティ養成コース等)
- 専門職大学院
特定一般教育訓練給付金
- 医療・社会福祉・保健衛生関係の講座(介護職員初任者研修 等)
- 運転免許関係(大型自動車第一種免許等)
給付制限期間を短くするほど転職者を行動意欲を掻き立て、教育訓練給付金の増額により個々のスキルUPに繋げ、スキルのある人材を高収益な会社への流入させ、日本国内全体の経済を再活性化させる狙いもあるようです。
給付制限期間”0ヶ月”
給付制限期間とは・・・
会社を自己都合退職した場合、一定期間、失業保険を受給できない期間のこと。
現行法では、自己都合により退職した者が失業給付を受給する場合、7日間の待期期間満了の翌日から原則2カ月間(5年以内に2回を超える場合は3カ月)の給付制限期間が設けられています。
2025年4月1日以降、教育訓練給付の指定講座での退職前または退職後に教育訓練を受講した場合には、自己都合退職であっても給付制限期間が無し。
つまり待機期間と言われる”7日間”を過ぎれば、失業手当が給付される。
また、教育訓練を受講しない自己都合退職の場合は、給付制限期間が「2カ月間」から「1カ月間」に短縮されました。
リスキニング学び直して新たな専門性スキルを身につけ、新しい分野に転職を志してはいかがですか。
「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座 検索システム」こちらからでも指定講座を調べることができます。
決意と行動
やはりそう簡単には、せっかく入社した会社を辞めて、ましてや家族を持ち負債など抱えてしまったなど、動くことは容易ではないでしょう。
しかし、自分の人生であり1度きりの人生です。後悔しないためにもしっかりと自己省察し今後の人生を歩み進めましょう。
自分を見つめ直す
日本のサラリーマン、毎日頑張っている意味を履き違えてる説。「頑張る」=”辛抱する、耐え抜く”ではないと思います。
それでは生きる自体が本末転倒な感じがします。本来の「頑張る」=”生き生きとする、情熱を持つ、熱量をもつ”のような、前向きに捉えた人生を歩み進めることと感じます。
人生の変化や挑戦が恐いから、それを前にしたとき脳が「出来ない or やらない」言い訳を探しはじめるのは真理として自然なこと。
人生がうまくいかない人は、よく聞く話を持論にして、他のことをやってみない人です。
しかし、定年まで同じルーティン作業を繰り返し、お金のため惰性感でその仕事を歩む選択も、実は不安に感じるのはないでしょうか。
人間にとって一番怖いのは、将来が見えないことじゃなくて、将来が見えてしまうことなんだ。
人間は成長する生き物なんやで。
参照:『夢をかなえるゾウ2』水野敬也
シリーズ累計490万部突破の自己啓発本『夢を叶えるゾウ』から、一部を引用させて頂きました。
仕事の選択方法
稼げるからやる、貰えるお金が多いからやるのではなくそもそも反対で、自分の仕事が真摯に取り組め成長できたその仕事の対価として似合ったお金が手元に入る。
- 5年後もしくは10年後にどういった自分でいたいか想像する。
- 自分の好きなこと、興味のあること探しリスト化する。
- その仕事をすると自分がどのように成長できるかを考える。
- その仕事をすると、社会や会社にどう貢献できるかイメージする。
- やりたい仕事を調べ、必要な武器を身につける。(リスキニング)
ポイント
- 誰にでもできると思っていることが、実はあなたの得意なこと
- 無意識にお金と時間を使っていることが、実はあなたの好きなこと
- ”好き”+”得意”+”大事なこと”=あなたが本当にやりたいこと
不安を飼い慣らす
不安や失敗するのを恐れる気持ちより、まずは自分で考えようとしないことに問題があります。
世間一般に言われていることに従っている時点で、大変だとはいうものの全く頭を使っていないことが問題であり、頭を使ってない人は当然にうまくいかなくなります。
自分の頭で考え、自分なりの計画で人生を進めてみる。
周りや環境、人のせいにしてみたりリスクや不安材料をたくさん探してきたりお金や時間、運や才能まで言い訳してはいけない。
やらない理由は集めるのは、簡単でも気付かないといけいない。
気付いたならそこから抜け出す努力をする。覚悟決めないなら人生そのままでそこに留まることになってしまう。と実に単純明快です。
自分自身の答えが出るまで何年使ってもいいと思いますし、妥協する仕事なら現状の仕事を耐え続けながらひたすら探す。探し続ける。
偉人の格言から
George Stanley Halas
NFLのシカゴ・ベアーズの創設者、選手兼コーチ兼オーナー「ジョージ・スタンレー・ハラス」
偉人の格言を応用し、個の解釈として心の中で置き換えながら捉えていくと。
ベストを尽くした者は、決して後悔する人間など一人もいない。
『NFLコーチ ジョージハラス』
逆の発想すると、情熱をもちベストを尽くせる仕事を探し求め就ければ、長い人生の退職時や臨終を迎える際には笑っていられるという。
Mark Elliot Zuckerberg
アメリカ合衆国のプログラマー、実業家でMeta Platforms, Inc.の共同創業者兼会長兼CEO。
何かのきっかけを待ち続けても何も起きない。そして人生を棒に振る。
マークザッカーバーグが言った10個の不都合な真実
”いつか自分に雷のようなキッカケがある”、”目の前にとてつもないことが起きた”など、他力本願ではなく自らを奮い立たせ、自らアクションを起こすしかないのです。
Alfred Adler
オーストリアの精神科医、精神分析学者、心理学者であり心理学界の巨匠とされる”アルフレッド・アドラー”。
「やる気がない」のではない。「やる気をなくす」という、決断を自分でしているのだ。
アルフレッド・アドラー
「やる気」とは、自分自身の気のコントロールであり、全ては自分で決めることが出来ます。
諦めるのも、やり続けるのも、ラクを選ぶのも、険しい道を進むのも選択肢は全て自分次第。
まとめ
自分自身の理想の働き方や描いていた将来から遠ざかっていると感じたら、一度”ワクワクしているか”とか熱量を燃やせる要素など一旦整理してみましょう。
働き方はなんであれ、自分の才能を発揮できる場所で”情熱を持って働く"そんな社会人を増えていけばいいと思います。
”この仕事やっぱり好きだな”と思えるのであれば、現職を再び突き進むのみです。
自分の人生は自分次第!正解がないからこそ、その時その時の感情を大切に自分が覚悟を持って決断した選択を正解にしていくしかない。
最後に、行き着く先に取り上げられる話ですが”お金は大事、でもお金はすべてじゃない”
もっと上に思考が働き人間は欲の生き物です。もちろん生きるためにお金は必要、一定ライン(幸福度の限界線とする年収800万)まではお金と幸せは比例する。
でも、お金ではない資産もあることを忘れないでいただきたい。それは、”もっと見えないものにも目を向けるべき”。
チャレンジした経験、培ってきた頼や人脈。誰かと比較して自分にないものを探すのではなく自分にあるものを大切にどうしたいのか!
今後、社会人にとって、リスニングや自分に合った職場や環境に移りやすい転職しやすい時代に変わっていくでしょう。
それをチャンスと取るかは皆さん次第です。
現時点では2025年4月1日以降の大きな部分の改正を簡単に図表にしてみたので参照ください。
施行日 | 改正内容 | 留意 |
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2025年4月1日 | 自己都合退職者が、教育訓練等を自ら受けた場合の” 給付制限解除 " | 離職中・離職前1年間に自発的に教育訓練を受けている場合 |
2025年10月1日 | 「教育訓練休暇給付金」の創設 | 教育訓練のための無給の休職(休暇)制度であっても教育訓練休暇給付金が支給される |
2028年10月1日 | 雇用保険の適用拡大 | バイト・パートさんら短時間労働者、一定条件を満たすと加入義務化される EX)週所定労働時間「10時間以上」 |
詳細を確認したい方は、厚生労働省の職業安定分科会雇用保険部会 ”「雇用保険法等の一部を改正する法律」の成立について(資料1)”をご参照ください。