こんにちは。
たとえばカバンのひとつとっても、様々な目的に応じたスクール、ビジネス、ファッション、旅行等のジャンルがあり、そして世の中には海外から国内のバッグメーカーが数多く存在し、色々なアイテムを展開している。
それを1箇所の店舗にギュッと集約したのが、埼玉県の所沢市に本社を構える市川総業さんが営む「カバンのSELECTION」。
こちらのお店、なんと"カバンだけで200ブランド、品数は6,000点"と、しかしこれで驚いてはいけない。
取り扱いメーカーのブランドラインナップ、カラーバリエーション、サイズ別まで豊富に揃った大量のストックは、店舗二階のバックヤードに収まりきらないため、市内の自社が所有する二棟の倉庫に保管されていると言うのだからまさに国内最大級。
それではさっそく最高なバッグとの出逢いを求め、お店に足を運んでみたので紹介しよう。
Exterior
元々はこちらの店舗はリサイクルショップであったが、空きテナントとなり「SELECTION」が移転。
真っ白な外壁色や正面から感じられる建屋の大きさは、お店というよりは倉庫をイメージさせる。正面から壁伝いに裏の駐車場へ進むと、相当な奥行きがある大きな倉庫となっている。
店舗正面には大きな目印となる" バッグメーカーのロゴ看板 "やたくさんのオブジェが飾られ、入り口にはショップネームが輝くお洒落な電球チャンネル文字も施されている。
お店の入り口横には、ソファーやベンチ、自動販売機と休憩兼喫煙スペースが設けてあるので、店内の散策中に一服いれるのもいいかもしれない。
Parking
駐車場は、国道463号線から敷地内に入り、店舗正面から店舗脇へと壁伝いに進むと裏側に駐車場が完備されている。
店舗のすぐ裏にある第一駐車場には車が4台分設けられ、他に道を挟んだ奥に第二駐車場、車が20台分くらいの駐車スペースが確保されている。
二輪車専用駐車場は設けていないので、店舗表入り口脇スペースや第一駐車場脇のスペースに停められるのでそちらでも駐車可能。舗装されかつ駐車線が設けられているので、バイクのスタンドでも安心して駐められる。
Store Interior
それではと、入口の扉を開けた瞬間からカバン好きなら、一目でこれは一日中楽しめると直感視するほどカバンや雑貨類が豊富に陳列されている。
店内の展示エリアにはワンフロアーの吹き抜けとなっていおり、広々とした空間を感じる。入り口から店内を一望するとバッグの他にも古着や雑貨類とエリア分けされているが、まずはメーンとなるバッグコーナーから順に紹介しよう。
さっそく明るく声かけしてくれたスタッフさんと店内のコンセプトや説明中、頭上から店内に響き渡るゴロゴロ音。話によると、二階のキャリーケースを移動しているキャスター音なのだとか。
店舗内には、一階の展示エリア裏と二階のバックヤードには店頭に展示しきれないカバンの在庫が保管されている。
冒頭にも話したが陳列されたカバン以外のストックは、店舗で収まり切らないため所沢市内に自社倉庫が二棟に保管されているというのだから国内最大級と言っても過言ではない。
その場で他の在庫も手にしたい場合でも、30分くらい待機すれば、スタッフさんが社有車で取りに行ける距離にあるのだとか。
取り扱っているメーカーのほぼ全てのライナップやカラバリを勢揃いしてる点数だけに、スムーズな買い物をするのであれば、予めお店に確認し検討している商品と訪店する日時を事前に連絡しておくと店舗に用意してくれる。
バッグ展示コーナー(PORTER 、etc)
展示されているバッグエリアでは、ビジネスバッグやバックパック、トートバッグ類が中心に取り揃えられている。
小物では、カードケースやパスケース、キーケースと。目を休むところがない隅々まで豊富な物量のカバン達が陳列されている。
取り扱っている200ブランドの、ほんの一部となる有名ブランドはコチラ。
バッグ取扱いブランド(一部)
入店直後にさっそく目に飛び込んでくる入り口前の商品棚には、スタッフさんのオススメコーナーとなっている。ショップオリジナルの革財布も展開しており、エイジングサンプルも展示されているので新品との見比べもできる。
カバンコーナーの大半を占めているは「PORTER」のラインナップが勢揃い。他にも有名ブランドの人気バッグも勢揃いされサイズのカラーバリエーション在庫数を含めほぼ全てが揃っている。お店の店頭や在庫の収納キャパがとても計り知れない。
店内を進んでいくと、奥にある「PORTER」展示ブースは、少し床面が板厚分が高くなっているので、注意をしながら楽しんでいただきたい。
なかでも上質な革製のバッグや財布は、表面が照明で色落ちしてしまう虞や人の手があまり触れないようにするためガラスケース内に丁重に保管されている。商品を手に取ってみたい方は、スタッフさんに一声掛ければ実物に触れることができる。
バッグ展示コーナー(vasco)
なんと言っても、国内でも取り扱い店が少なく、品薄状態が続出しているレザーメインのバッグメーカーであるANCHOR MILLS.Coが手掛ける「vasco」ブランド。
東京都の中野にある自社ファクトリーを構え、量産型ではなくクラフトマン達が革に対して真摯に取り組み、一点一点のハンドメイド技術を駆使し出来あがった商品。言い換えるならば一つ一とつの作品と言ったハイクオリティバッグ。
『オールドオイル トートバッグ VS-263TL』は、幸いにも "ブラウン" と "キャメル"、2色の在庫が用意することが出来たので見比べると、落ち着いた色合いの茶系とゴールドの真鍮がマッチした露骨な感じが男性にオススメしたいアイテム。
また、最低限の機能性も考慮しつつ、尚且つシンプルだからこそ誤魔化の効かないデザイン性と造り込みになっている。
『バスコクラシック ロングウォレット VSC-701C』は、"革の宝石"と呼ばれるコードバン革の中でも、100年以上の歴史を誇る米国「ホーウィン社製(Horween Leather Co.)」シェルコードバンを外表面に使用している。
天然物の皮革であるため傷やシミなどに敏感な反面、透き通る輝いた表面や滑らかな触り心地はコードバーン本来の天性的な気質と経年変化を味わえる。こちも多少の在庫があるので是非。
やはりどの革アイテムも、本来の表情には個人の好みとなってしまうが、レザーバッグは決して安い買い物ではないので、スタッフさんへ尋ねてみるとストックがある商品ついてはバックヤードから、一点一点の見比べることができるので自分の好みのバッグに出会えるはず。
vasco AIGING SAMPLE
" アンカーミルズ ヴァスコ ヴァスコクラシック 二つ折り財布 VSC-713 "(オリーブ)
店頭に置いてある二つ折り財布のエイジングサンプルは、元のカラーは” オリーブ ”。一見ブラウンに見えたが、中を開くと薄くオリーブ色が残っているのがわかる。使い込まれたヒタヒタ感の色味と言い、大分アジが出た経年変化となっている。
” ヴァスコアンカーミルズ ヴァスコ ヴァスコクラシック パスケース VSC-714 "(ネイビー)
今回は特別にスタッフさんの普段使いしている私物のパスケースをお借りし、見比べてみたが未だ未だ育成中とのこと。
新品(左)とスタッフさんの私物(右)、見比べると表面に光沢感とい艶感が程よく傷も少なめで丁寧に使用されているのが伝わる一品。
バッグ展示コーナー(SLOW)
気になるもう一つが、こちらもレーザーバッグ業界では人気のメーカー「SLOW」。
そして、スタッフさんが今オススメするのが最前列に並べてある「SLOW」Regular Collectionから「KUDU(クーズー)」シリーズ。
本体の素材にはアフリカ大陸に生息するという " ウシ科の仲間クーズー " の革を使用したアイテム。
自然素材を生かしているだけに生前傷による表面のキズや血筋によって、店頭の現物を見ても色ムラやシワの1つ1つ違いがあり、同じ表情の表面がひとつもない。天然素材ならでは、他と被りたくない方には是非オススメしたい。
本体にアフリカ大陸に分布する「クーズー」という動物の革を使用。クーズーは2回捻れた角を持ち、体色は赤褐色、もしくは灰がかった青で、胴体には白い横縞が数本入る動物。胴体に入る白い横縞がそれぞれ異なり独特の表情となっています。角は楽器の材料などに使われ、南アフリカのサッカーファンが応援に使う「ブブゼラ」は、クーズーの角笛が起源とも言われています。
日本では1頭も飼育されていないため非常にめずらしく、1点ごとに異なる縞模様と独特のさわり心地、風合いが魅力です。
革種としてはアンテロープとなります。アンテロープとは綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科に属しますが、日本特産のカモシカもアンテロープに含まれます。そのため、牛革の「強さ」とカモシカの「しなやかさ」を併せ持っているのが特徴で、加えて銀面を擦り、WAX仕上げを行うことで独特な表情と質感を出しています。
クーズーレザーはイギリス「Charles F Stead」社製です。同社はクラークスのデザートブーツに使われるスエードを供給していることでも有名な1904年創業の名タンナーです。
引用元:『SLOW』
「SLOW」 AIGING SAMPLE
SLOW rubono TOTE BAG 〈300S26CG〉
シンプルさと汎用性が高く、さまざまな年齢層の人達に親しみやすい。日本の職人が誇る技術を駆使し革に対して真摯に取り組んだMADE IN JAPAN。
「SLOW」×牛ヌメ革 (ベジタブルタンニン鞣し革)を専門に製造し1937年から続く、老舗の皮革製造メーカー(タンナー)「栃木レザー」でありながら、価格帯も一生使えるとなればコスパは高いアイテムとなっている。
現物を触れた感じは、革は柔らかく全体として革の重さはそんな気にならないので女性も扱いやすい仕上がりとなっている。オイルケアをすることで独特の表情が出て、使うほどに風合いを増す栃木レザーの魅力と、ソフト感と軽さを兼ね備えた「SLOW」×「栃木レザー」が誇る最強タッグのアイテムとなっている。
事実、" 4年間使用したエイジングサンプル ”を見れば一目瞭然、油分を吸い込み飴色となった光沢感と艶感はさすがの栃木レザー。人生の歩みのような、新品(左)はまだ初々しい生まれたな感じがするが、時が経つにつれサンプル品(右)のような人間味のように経年につれ少しずつアジが出てくるのがレザーを手にする楽しみのひとつでもある。
vascoの棚の一角にあるコチラは、「SLOW」×「SELECTION」の別注モデル。ポーチや長財布、二つ折り財布とここでしか手に入らない限定品。エイジングサンプル(手前列左)も用意されているのでこちらも経年変化した表情も見れ是非手に取ってみることをオススメする。
バッグ展示コーナー(OUTLET)
なんとバッグ展示コーナーの一角には、" OUTLET品 "がある。なんと割引率は25%〜40%とお買い得な物まで。
アウトレットととなる対象品は、色落ちや微傷のモノ等訳ありだが、さほど新品と変わらない。中古品や不具合品ではないので、B品でも実用性には問題ない。もしかすると希少なモノに出会えるかもしれない。
雑貨類コーナー(アンティーク雑貨、観葉植物、古着、、、etc)
きっかけは店舗付近には雑貨類を取り扱うお店がなく、店長さん趣味が高じて販売スタート。
仕入れは店長自ら仕入れに出向き、カバンには引けを取らないアンティークな雑貨や観葉植物まで、通路には足の踏み場もなくなってくる物量が展示されている。
レトロなホーロー看板の雑貨類から年代物の自転車、観葉植物まで、幅広く展開しているのでファミリーから幅広い年齢層までも楽しめる。一角には古着も展開されおもに”RalphLauren”が取り扱っている。なかには" 40%OFF "なモノもあり他にはない唯一無二のカバン屋となっている。
Check
支払い方法はコチラ↓ ↓ ↓。様々な方法で支払いが可能なので、お財布を忘れてもスマフォがあれば問題なし。
- 現金
- クレジットカード(JCB、MASTER CARD、VISA、AMERICAN EXPRESS、Diners Club)
- QRコード決済(au PAY、d払い、R Pay、LINE Pay、Pay Pay、メルペイ)
購入者限定サービス
会計を終了すると、なんとお得な「SELECTION」店舗限定サービス。最後まで、オモテナシ精神と遊び心が満載の、サービスが至り尽くせりである。
- 〔左〕" SELECTION SPECIALガチャ " 購入者限定で当たった分のポイントがカードに加算される。
- 〔右〕” バレンタイン ガチャ(時期限定) ” こちらも購入者限定でコインを3枚もらえ、クレーンゲームが3回分のPLAYが可能。
Date & Access
【営業時間】
OPEN 11:00〜CLOSE 19:00
【休店日】
年末年始(仕入れ等による不定期休みあり)
車やバイクでお越しの方はコチラ。
- 「関越自動車」所沢ICを降り、国道463号線を入間方面へそのまま道なり。
電車でお越しの方はコチラ。
- 「西武池袋線」・「西武新宿線」所沢駅から徒歩 約30分
- 「西武新宿線」航空公園駅から徒歩 約30分
【住所】 〒359-0026 埼玉県所沢市牛沼327-1
【電話番号】 04-2941-2997(店舗)/0120-132-109(フリーダイヤル・楽天)
最寄りの駅からは大分距離があるので、交通手段は車やバイクで訪店する方が効率が良い。GoogleMapはコチラ。
Social
お店のインスタグラムからは、最新の入荷情報や店内イベントの情報がタイムリーにポストされているので、是非フォロー&頻繁にチェック。
過去の投稿を見返すと、鞄とは関係ないがなんと” ヘラクレスオオカブト ”や”スマトラオオヒラタクワガタ”まで販売していたとか・・・。
まとめ
カバンに興味があるなし関係なく、楽しい濃い時間を過ごすことができるのがこのお店ならでは!またファミリー層でも楽しめるアンティーク雑貨や小物類といったコーナーもあり、一つの店舗内にこれだけの様々なアイテムを揃えられていれば終日楽しめてしまう。
バッグ探しや雑貨の散策、スタッフさんとの会話でお昼過ぎに入店したのがいつの間にか閉店近くになり、入店時の日中はあまり目立たなかった、「SELECTION」の電球チャンネル文字がオシャレに輝いている。
最後に、今回紹介させていただいた「SELECTION」さんの強みを纏めてみると↓ ↓ ↓
- 200のブランドのコンセプトから、自分が求めているものに出会える
- カバン在庫総数6,000点から、型番やカラバリも見比べられることができる
- カバン以外のジャンルの豊富な品数が楽しめる
やはり"カバンだけで200ブランド、品数は6,000点"の豊富な品揃えの中からカラバリやエイジングサンプルとの比較をしながら、選び抜いていく作業は"贅沢な悩み"も有意義な時間となる。各々がコレだと思った自分好みの最高な逸品に辿り着けるのは間違いない。
昨今では通販での購入も容易だがやはり実際に店舗へ足を運んでみると現物に触れられ、またショップ限定の特典やサービスに出会える。
豊富なカバンと店長の遊び心満載の雑貨に囲まれれば一日中楽しめる。ぜひ皆さんも一度若しくは二度三度、遊びに訪れていただきたい。