こんにちは。
東京都台東区の地場産業である皮革関連産業は靴、鞄をメインに伝統工芸品、貴金属関連が集積された製造や卸売業が盛んな場所。
今も多くの老舗企業が長年にわたり事業を続けています。
主に浅草生まれの革靴メーカーは数多くあり以下の革靴メーカーも人気のあるレザーシューズメーカー。
そんな、レーザー好きなら誰もが一度は耳にしたことのある日本を代表するクラフトブーツブランド「Rollig Dub Trio(ローリングダブトリオ)」の直営店となる『THE BOOTS SHOP』。
今回は来年(2026年)上旬が発売予定とされている「LORO ZIP(ロロジップ)」。
改良点や店頭販売の購入方法などについて伺ったのでご紹介します。

Rollig Dub Trioとは
2007年に東京浅草で生まれたファクトリーブーツメーカー。
2010年には、サンダルをラインナップした東京サンダルもブランドスタート。
”履き手を思いやる創意工夫がなければ素晴らしい靴は生まれない”
クラシックアメリカンの靴をイメージし、素材から工法までディテールに拘ったブーツメーカー。
海外にはアメリカからアジア圏までセレクトショップがあり、世界中に展開される日本のもの作り。
クラフトマンが一つ一つ丁寧にこだわりが詰まったMADE IN JAPAN、国内から海外まで世界へ送り続けている。

コンセプト
履き手を思いやる創意工夫がなければ素晴らしい靴は生まれないと考える。
素晴らしい靴には、ピリピリとした緊張感と、包み込む様な愛に満ちている。
〜 CRAFTMAN SOUL 〜
職人のこだわりやプライド、自信が魂となり靴に宿る。
出典元:THE BOOTS SHOP HP
LORO ZIP
現時点(2025年10月初旬)に、『THE BOOTS SHOP』にお邪魔させていただき、次回は2026年上旬発売予定されている「LORO ZIP」。
絶対に外せないこちらの人気商品、Rシリーズからウエスタンブーツのショートスタイル。

シリーズ | Series R |
モデル | LORO ZIP |
素材 | Box calf-oxford / Goat leather |
カラー | BLACK_FLAME EMBROIDERY |
サイズ | 4(22cm)〜12(30cm) |
販売価格(消費税込) | ¥ 165,000 |
ウェスタンブーツ"LORO"をカットオフし、タイトなパンツにも対応できるようシャフトを細くしました。
総刺繍のFIREパターンに高めのヒール。
ウェスタンブーツの新しいスタイルとして提案いたします。使用したレザーは、ヴァンプ部分には肌目の細かいBOX CALFを。芯通しのブラックとなります。
刺繍のあるシャフト部分には荒々しい吟面が魅力のゴートレザーを採用しました。
刺繍は通常5本縫いからが主流のところ20本縫い/6色で仕上げた特別仕様な一足です。
底周りはすり減りに非常に強く、耐久性にも特化したThe boots factory cork rubber sole。
雨天時でも滑りにくくタフなソールとなっています。木型はJ-MNSNラストを改良し、トゥスプリングを上げ、ナローかつ若干のスクエアトゥの木型を使用しています。
引用元:THE BOOTS SHOP
Series R
ROLLING DUB TRIOのR品番 。
それは、クラシックでいてノスタルジックな趣き。
古くからある製法を尊敬しつつも本格的な革靴の 製作に取り組みました。
画家のVincent Willem van Goghや、Jean-François Milletなどの絵画からモデルのイメージソースを得るなど他のシリーズとは趣向の違うモノとなっております
使用している革は、非常に丈夫で 経年変化を楽しめる牛革や、一風変わったクードゥーレザー、エンボスやリアルエキゾチックレザーなど。
木型もNarrowなシルエットを使用することが多く、クラシックな雰囲気にも抜群にマッチします。近年ではウェスタンブーツシリーズも多く生産しております。
LORO ZIP 改良・変化点
早速ですが、”結果”から報告します。
スタッフさんに「LORO ZIP」の再販について訪ねた結果がこちら。
「LORO ZIP」今後の販売される予定は?
2026年の2月くらいには一般販売される予定です。
Upperの作りや素材など改良点があります。
まだ未確定ですが、茶系のカラーも追加が検討中です。
改良・変更点
- 甲の部分を少しルーズに変更
- サイドジッパー長さ変更
- ホースレザーからカーフレザー(子牛の革)に変更
- カラーの追加予定
①甲部位

DETAILS
甲の部分を少し緩めの作りに変更することで、以前より窮屈感が軽減される。
②サイドジッパー

DETAILS
ジッパーラインをコバまで延長することで、よりブーツの着脱を容易に。
③素材

DETAILS
Upperレザーは、再販のものから”カーフレザー(子牛の革)”に変更されます。
※着色は芯通しなので、茶芯仕様ではありません。
シャフトの部分は、以前と変更なくゴートレザー(山羊革)が使用されます。
④カラー追加
DETAILS
茶系(ブラウンorベージュ)の追加も現在検討中。
BLACKが店頭販売されるタイミングで、当日のサプライズかもしれません。
前回に発売されたツートンの茶系「LORO ZIP」が発売されたこともあり乞うご期待。
※画像は、店舗にある前回販売された”BROWN”のAging Sample。
Date & Access
上野から浅草がある台東区は、昔から履き物や問屋などが多く存在するエリア。
多くの会社や店舗が連なるエリアの中でも浅草には複数の靴屋が点在しています。
今回は『THE BOOTS SHOP』にお邪魔し、商品説明や店内の撮影協力を頂きました。
土曜日や日曜日よりかは、開店時間が長くないものの平日に伺うことをお勧めします。


【営業時間】 木金・・・OPEN 15:00〜CLOSE 19:00
土日・・・OPEN 13:00〜CLOSE 19:00
【休店日】 毎週月・火・水曜日
【住所】 〒111-0033 東京都台東区花川戸 2-2-6 EBISUビル 1F
【電車の場合】 浅草駅徒歩5分(入り口は大通り沿いとなります)
『THE BOOTS SHOP』さんのGoogleMapはコチラ。
Social
『THE BOOTS SHOP』では、新商品入荷の紹介やイベント情報、営業日などお店のInstagramからタイムリーにPostされているので是非フォロー&チェックしてみて下さい。
まとめ
店舗や商品紹介などご協力させていただいた『THE BOOTS SHOP』。
店内では革靴好きにはとにかく最高の空間であり、デザインや技術、ブランド価値などを高質な革靴を眺められ、有意義な時間が過ごせると思います。
店内の各所には、”コッペン”、”ロロ”、”グリフィンキャスパー”など様々なモデルのAging Sampleが展示されており、購入を検討される際に、経年変化をイメージしながら吟味するのもブーツ選びの醍醐味です。
レザー界隈では、よく耳にする”茶芯(TEA CORE)”表面の塗装を剥がれ、グラデーションのように芯となる革の茶色が浮き上がる。
黒ベースに茶が浮かび上がるAging Sampleを見れば見るほど、愛着感も掻き立てられブーツ沼にハマります。
現時点、店頭には商品在庫はないですが、サンプル品の試着などを参考にし、来年以降の出来上がりがさらに待ち遠しい。
最後に

最後に、「LORO ZIP」店頭での購入方法についても教えていただきました。
2026年上旬に再販される「LORO ZIP」はおそらく2月どこかの土曜日の販売予定だそうす。
なので、発売予定日に間近に『THE BOOTS SHOP』のHPやInstagramを確認していただくのがベスト。
開店前に入り口前に設置される”予約表”記入し順番まで待機していただきます。
なので、店前に長時間の入店待ちの行列などに並ぶことないそうです。
しかし、当日の”予約表”が設置される時間 (開店何時間前)かは不明。
来年(2026年)以降、多くのモデル再販に向け、一人一人の職人が多くのブーツを仕上げてる真っ最中、来年着用できることを楽しみに待ちたいと思います。