こんにちは。
先日に「BMW Motorrad」が主催するビッグイベント「NIGHT RIDER MEETING TOKYO 2025」約6年ぶりに開催されました。
イベントについては、事前申し込み不要、入場料無料、BMWオーナー以外のライダーも参加できるバイクミーティング。
会場となった東京・お台場のBMW GROUP Tokyo Bayには、国産・海外バイクメーカーの垣根を越えた 参加台数はなんと1556台。
総来場者数1950人が詰めかけ大盛況となった一夜となりました。

そして、なんと言っても「NIGHT RIDER MEETING TOKYO 2025」の目玉となる催し物がありました。
2025年4月に発表されたニューモデル、今までにない本格派モトクロスバイク『R12 G/S』の国内初お披露目。
2025年5月21日(水)注文受付開始されて以降の、現在のオーダー状況を探るべく群馬県太田市に根付いた老舗のBMW MOTO正規ディラー「Moto Park(モトパーク)」さんにお邪魔しました。

早速ですが、”結果”から報告します。
BMW MotoParkのスタッフさんに『R12 G/S』について訪ねた結果がこちら。
『R12 G/S』展示車や試乗車について用意されていますか?
また、国内在庫数や納車など、どのような状況でしょうか?
現地のドイツ生産から各国へ割り振られた出荷数は決められていて、日本向けの今年分(2025年)については約100台程度。
そこから、国内の正規ディーラーへ割り振られ”先行予約”の段階でほぼ完売。
今年、契約されてもドイツからは現車が国内ディーラーまで届くのは来年以降です。
今年分については、5月から先行予約が開始され、8月下旬から市場に出回ります。
現在、国内にある在庫については先行予約の方が対象なので、店舗での展示車や試乗車に回すのは難しいと思います。
想像していた以上の回答となりました。
市場に出回るのは、今年の夏から来年以降になりそうですね。
カラーバリエーション&プライス
カラーリングは3色と、ノーマルモデルとエンデューロモデルの2仕様が導入されました。
- ライトホワイト:オプションでR80 G/Sオリジナルカラーを引き継ぎ白×青の車体色と赤シート。
- ナイト・ブラック・マット:ベーシック仕様は各部をツヤ消しのオールブラック。
- サンドローバー・マット:ベージュの車体色に赤フレームの「オプション 719 アラゴニット」
ライトホワイト | ナイト・ブラック・マット | サンドローバー・マット | |
R 12 G/S | 2,493,000円 | 2,451,000円 | 2,674,000円 |
R 12 G/S (GS スポーツ) | 2,587,000円 | 2,545,000円 | 2,692,000円 |
差額 | +94,000円 | +94,000円 | +18,000円 |
2025年5月21日(水)注文受付開始され、HP上の”予約申込専門フォーム”から注文が可能となっています。
今年の夏から来年以降徐々に市場に出回っていくので、街中などで見かけるようになる日が来るのはもう少しで先ですね。

旧モデル 比較
先代車となる往年の名車”R80 G/S”を彷彿させるスタイリングを採用、日本国内でも人気となったモデル。
そして、RnineT アーバンGSが発表されの後継モデルとして、今回誕生したのがこのR12 G/S。
先代車”R80 G/S”とは…

1980年に登場したGSシリーズの祖となる”R80G/S”(俗称:Slash GS/スラッシュゲレンデシュポルト)は、最初の2気筒トラベルエンデューロとして、メーカー初のエンデューロ・モデル。
以来、G/Sシリーズは、果てしないバイクのアドベンチャーを代表するものとして後継者に引き継がれています。
新型『R12 G/S』の単独表記だけではピンとこないとこない方は、前モデル「R nineT Urban GS」をスペックを比較してみました。


R12 G/S | R nineT Urban GS | |
---|---|---|
全長/全幅/全高 | 2,250㎜/ 860㎜(組付け部品を含まない)/ 1,256㎜(ミラーを含まない) | 2,175㎜/ 880㎜/ 1,170㎜ |
シート高 | 860㎜ | 820㎜ |
ホイールベース | 1,580㎜ | 1,530㎜ |
エンジン | 4ストローク 空油冷水平対向エンジン 2気筒 DOHC 4バルブ | 4ストローク 空油冷水平対向エンジン 4気筒 DOHC 4バルブ |
総排気量 | 1,169 cc | 1,169cc |
最大出力 | 80kW / 7,000rpm | 81kW / 7,750rpm |
最大トルク | 115Nm / 6,500rpm | 116Nm / 6,000rpm |
燃料供給方式 | フュエルインジェクション | フュエルインジェクション |
フロントフォークタイプ(径) | 倒立フォーク(φ45) | 正立フォーク(φ43) |
フロントサスペンションストローク | 210㎜ | 125㎜ |
リアサスペンションストローク | 200㎜ | 140㎜ |
フロントブレーキ | 油圧式ダブルディスク | 油圧式ダブルディスク |
リアブレーキ | 油圧式シングルディスク | 油圧式シングルディスク |
フロントタイヤ | 90/90-21 | 120/70R-19 |
リタイヤ 標準・(GSスポーツ) | 150/70R17(R18) | 170/60R-17 |
燃料タンク容量 | 15.5ℓ | 17ℓ |
車両重量 | 229kg | 221kg |
セーフティシステム | ABS、走行モード、トラクションコントロール | ABS、グリップヒーター、トラクションコントロール、ETC |
製造国 | ドイツ | ドイツ |
メーカー希望小売価格 | 2,451,000円〜(消費税込み) | 2,210,000円〜(消費税込み) |

正規ディーラー
今回の『R12 G/S』の現状や質疑、店舗撮影など、ご協力いただいた”北関東最大級BMW 群馬県太田市「Moto Park(モトパーク)」。

オススメ5選
各シリーズから、独断となりますが筆者のオススメ5選をご紹介します。
こちらは現在、店舗展示中及び販売中の車両です。
R18(スタンダード)

エンジン型式 | 空油冷式2気筒4ストロークボクサーエンジン |
燃料タンク | 16 L(リザーブ4 L) |
排気量 | 1801cc |
カラー | ブラック・ストーム・メタリック |
生産国 | ドイツ |
メーカー希望小売価格 | 2,638,000円(税込) |
"HERITAGE"シリーズから、BMWMotrradでの最大排気量1,801cc水平対向2気筒ビッグボクサーエンジンを搭載する「R18」。
R 12 nine T

エンジン型式 | 空油冷式2気筒4ストロークボクサーエンジン |
燃料タンク | 16 L(リザーブ3.5 L) |
排気量 | 1169cc |
カラー | アルミニウム |
生産国 | ドイツ |
メーカー希望小売価格 | 2,811,000円(税込) |
S 1000 RR

エンジン型式 | 水冷並列4気筒4ストロークエンジン |
燃料タンク | 16.5 L(リザーブ4 L) |
排気量 | 999cc |
カラー | ライト・ホワイト/M モータースポーツ |
生産国 | ドイツ |
メーカー希望小売価格 | 3,035,000円(税込) |
F 900 XR

エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒エンジン |
燃料タンク | 15.5 L(リザーブ3.5 L) |
排気量 | 894cc |
カラー | ライト・ホワイト/レーシング・ブルー・メタリック/レーシングレッド |
生産国 | ドイツ |
メーカー希望小売価格 | 1,587,000円(税込) |
CE 02

エンジン型式 | 空冷電流励磁同期機(くうれいでんりゅうれいじどうきき) |
最大航続距離 | 90 Km |
充電期間 | 80%充電(230分)※クイックチャージャー(180分) 100%充電(330分)※クイックチャージャー(290分) |
カラー | コスミック・ブラック2 |
生産国 | インド |
メーカー希望小売価格 | 1,250,000円(税込) |
ELECTRIC MOTOR
環境への配慮や合理性、実用性兼ね備えた電動モーターは、100V家庭用コンセント充電可。

中古車店舗
BMW MOTORRAD モトパークショールームと併設する認定中古車展示場。

試乗車
認定中古車展示場前には、アドベンチャーからヘリテージまで、ほぼ全てのシリーズの試乗車が用意されています。
試乗される方は、事前に試乗日や試乗車など押さえておくことをお勧めします。予約はこちらから。
試乗時には、ヘルメットやBMWオリジナル革ジャン、グローブなどショールームに常備されています。

Access&Date
国道407号線から信号”高林”を曲がり、県道142号線を館林・藤岡方面へ走らせること、道沿いに大きなショールームあるので一目ですぐ分かります。
ここの店舗には、ライダーには嬉しい屋根付きの広々とした”2輪専用駐車場”完備されています。
ショールームから県道142号線をもう少し進むと、離れた位置に「モトパーク(兼整備工場)」。
3つのテナントと整備工場の規模の大きさは”北関東最大級”のBMW専門店。

お店では、”Facebook”や”Instagram”のSNSアカウントでの情報も満載。
入庫や納車状況、イベント情報などが随時配信されていますので、是非”フォロー”や”いいね”して沢山の投稿をご覧ください。
まとめ
冒頭でお話しした、『R12 G/S』を実査に実車を見たい、触れた方に朗報です。
毎年恒例となる「BMW MOTORRAD」主催の記念すべき20回目の迎えた”BMW MOTORRAD DAYS JAPAN”。
長野県白馬村で開催されるこちらのイベントで、『R12 G/S』に跨がれるチャンスがあるそうです。
展示される実車を跨りライディングをイメージで購入をご検討されてはいかがでしょう。
実際に走らせることができるかは、現在ディーラーさんでも分からない。

「BMW MOTORRAD DAYS JAPAN 2025」 入場チケットの価格情報や購入方法はこちらをご覧ください。
開催概要
- 開催日時:2025 年 9 月 6 日(土) 10:00 - 21:00、9 月 7 日(日) 9:00 - 13:00
- 会場:Hakuba 47 Mountain Sports Park(長野県白馬村)
- 後援:(一社)長野県観光機構、白馬村、白馬村観光局
- 協力:株式会社白馬フォーティセブン

最後に

最後に、全国の劇場において絶賛上映中のこちらの映画。
BMW GSアドベンチャーを愛馬として、男女二人がタンデムで地球一周の長い旅路での苦難・試練、人と人の繋がり、人間の成長過程を描いたドキュメンタリー映画「タンデム・ロード」。
この映画は確実にバイク好き、旅好きから、バイクなどの興味のない方でも、多くの人の心のに響く映画だと思います。
全国の上映されている劇場は限られ、また上映期間や本数も限られていますので希少な映画を多くの方に観ていただきたい。
