American Casual

【ヴァスコ】グランメゾンでキムタクが使用するバッグ”ANCHOR MILLS”訪店

最近の投稿

こんにちは。

木村拓哉主演による2019年放送のテレビドラマ「グランメゾン東京」公開されたのが同年10月20日。

ドラマの続編となる映画版が、2024年12月30日に公開され今、話題を呼んでいる。

【ストーリー】

料理に人生をかけるフランス料理のシェフ・尾花夏樹(木村拓哉)が、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香)と出会い、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿を描き、2019年にTV放送された「グランメゾン東京」の劇場版。

「グランメゾン東京」が日本で“三つ星”を獲得してから時が経ち、尾花は早見と、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“三つ星”を獲得するために奮闘していた。

名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランスで、フランス料理で “三つ星”を獲得することは、尾花にとっての悲願。だが異国の地のシェフにとっては、満足のいく食材を手に入れることにすら高い壁があり、“三つ星”に選ばれるなど夢のまた夢。

結果を出せない日々が続いていた。そしてあるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わしてしまう。

かつてカリスマシェフと称された尾花夏樹は、挫折や国境の壁を乗り越え、仲間と共に世界最高峰の“三つ星”を手に入れることは出来るのか!?チーム・グランメゾン、熱き≪最後の挑戦≫が今始まる。

引用元:『あべのアポロシネマ』

そして今回筆者が着目した、ドラマや映画を通じて数多くの衣装や小道具など、木村拓哉さん演じる尾花夏樹の参考となるアイテム。

グランメゾンファン、キムタクファンは勿論、アメカジファンにも是非読んでいただきたい。

”尾花夏樹”アイテムの一部

  • 『RRL Ralph Lauren』レザーカーコート、ベスト、スウェット、シャツ類
  • 『Ray-Ban』 ウェイファーラー RB2140F
  • 『REDWING』No.8083アイアンレンジャー(ミュールスキナー)
  • 『ハーレーダビッドソン』FXSTDソフテイル・デュース
  • 『VASCO(ヴァスコ)』 NELSON 2WAY BAG

ドラマや映画で尾花夏樹が、バイクに跨るときは肩掛け、バイクから降りれば手提げバッグにと、どんなシーンでも鞄が随所に登場。

バイク乗りから日常まで2通りの使い方ができる 「LEATHER NELSON 2WAY BAG」。

VASCO(ヴァスコ)の名作を生み出している、SHOP&FACTORY『ANCHOR MILLS』さんにお邪魔しました。



『ANCHOR MILLS(Signboard)』

代表を務める並木氏が独りでオリジナルのレザーバッグを高円寺で始めたのがvascoの原点。

古着店に勤務していた頃より革の染め替えや加工の方法を独学で身につけ、古着はもうないモノは手に入らないが、自分でつくるなら自分の理想を追い求めそれがレザーなら、永く残るモノを手がけることができると考えて2009年にVASCOを設立。

現在は東京都東中野を拠点に革製品の企画・バッグ・革小物を製造をしているファクトリーブランド。

ブランドネームは、大航海時代にヨーロッパからインド航路を開拓した偉大な探検家、ポルトガル出身の“ vasco da gama(ヴァスコ ダ ガマ) ”から由来している。

「旅の道具」というコンセプトのもと、旅には欠かせないアイテムを創造し、あらゆる時代を経てもそのモノ自体が本来の輝きを失わない不易なアイテムたちが、ファッションやただの流行としてではなく一生モノとなる半永久的な耐久性と高い実用性を兼ね備えている。

vasco(ヴァスコ)のクラフトマンならではの、確かな技術や皮革の知識、縫製、仕上げに真摯に取り組み表現されたハンドメイドにしかない“深み”がある。

そして今尚、進化を続けている。



『ANCHOR MILLS(店舗正面)』

中野駅北口を出て、駅を背に中野通りから早稲田通りへ脇道に入った所要時間にして徒歩10分。

奥まった住宅街に近隣とは一風変わった面持ち外装は煉瓦造り、大きな窓からは工房が覗くことができ店舗を職人達が黙々と作業を構えるショップ兼ファクトリーが構える。

ブランドの魅力はカジュアルやフォーマル、ファッショニスタ、そして若者から中高年と年代を問わない客層を惹きつける。

落ち着いた雰囲気の革の良さを出しきった雰囲気とデザインは、誰でもひとつは持っていたいアイテム。

オイルケアやリペアをすれば一生使え、次世代にも引き継がれていく最高品質のバッグ。

そして、フォーマルやカジュアルにも合うvasco(ヴァスコ)を代表するOLD OILシリーズ。

国内から国外のレザー市場に於いても、一目置かれるヴァスコラインの欠かせないレザーバッグブランドとなっている。

価格帯も決してお求めやすいとは言いがたいが、実際に現物に触れればお求めやすい価格なのは頷けるはず。

直接vascoバッグを手掛ける職人兼スタッフさんに、気になる売れ筋バッグなど幾つか質問を織り交ぜた雑談をしてみました。

全ての商品は人気と思いますが、その中でも一番売れ筋の商品を何でしょうか?

やっぱり、グランメゾンで木村さんが愛用する”NELSON 2WAY バッグ”が一番受注が多いです。

入る前に気になったのですが入り口に、“ショップへのご用の方は、工房スタッフにお声がけください”とありましたが、
こちらのお店では、ショップに専属スタッフは配属されていないのですか?

代表か若しくは自分達(職人さん)で来客対応にあたります。
工房での生産作業がメインなので、ショップにお客さんが来られると随時に対応にあたります。
主にショップでの販売よりかは、日々生産対応に追われています。

となると、こちらでは店頭販売がメインというよりかは、全国の取扱店さんからの受注が大半となりますね。

そうですね。主に静岡県御殿場の“バーンストーマー”さん、埼玉県所沢市“鞄のセレクション”さんなどから多くの受注を頂いております。

昨年末に発売前から話題となっている「vasco x MAKERS」共同開発サービスブーツが、お披露目並びに先行予約会を開催されました。
vascoファンが気になる今後の展開としては、革ジャンやベストなどの他ブランドさんとのコラボ商品の予定は!?

今後の動向については、代表の頭中にありますね。

その他にも、新作バッグの説明など貴重な時間を頂きました。

国内でも多くのvascoラインナップを取り揃える、“バーンストーマー”さん、“カバンのセレクション”さんにご興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。






『ANCHOR MILLS(裁断工程)』

ショップと隣接した一階の工房には、鞄のピースに合わせた革の裁断工程となっており、原皮ロールやダンボールなどこれから完成品となる原材料が山積み。

2階には縫製、丘染め、検品工程と日々生産に追われているそうです。



新作の入荷情報やイベント情報は、『ANCHOR MILLS STORE』 HPやInstagramから随時配信されているので、是非フォロー&チェックしてみて下さい。

vasco ONLINE STORE』から商品購入も可能。一度はお訪れお店の雰囲気や商品を手に触れながら実際に堪能してほしい。

『ANCHOR MILLS店舗外観』

  • 【営業時間】 OPEN 11:00 〜 CLOSE 19:00
  • 【休店日】 土曜日、日曜日、祝日
  • 【住所】 〒165-0027 東京都中野区野方1丁目5−14
  • 【電話番号】 03-6454-0977
  • 電車の場合:中野駅から中野通り早稲田通りの脇道に入った徒歩10分




最後にスタッフさんから、オススメしていただいた商品がこちら。

2024年10月5日、横浜で開催された”Leathers DAY YOKOHAMA2024”でお披露目されてから約1ヶ月後に、先行予約会が開催され予想以上の問い合わせが殺到してる今注目のコラボレーションブーツ。

高いクオリティーを誇り、MADE IN JAPANのスピリットを貫くMAKERSデザイナー手嶋氏とVASCO代表の並木氏がタッグを組んだ両社の傑作となるサービスブーツが今、話題を呼んでいる。

アッパーレザーはvascoが提供し、ブーツ製作はMAKERSが担当とスペシャルな作り上げたというM-43ベースに両社の細かな所をモディファイされたサービスブーツ。

『vasco×MAKERS サービスブーツ』

製法はおなじみのグッドイヤーウェルト製法で、VASCOで使用している伝統的な手染めの丘染め製法で染色した「OLD OIL LEATHER」のラフアウトをアッパーに使い、同素材の革ウェルトに使用しています。

雰囲気は唯一無二のvasco 独自のオイル・コガシ製法によって存在感のあるヴィンテージのような風合いに仕上げました。

引用元:『MAKERS Instagram』

某YouTubeにも取り上げらえ、「vasco」、「MAKERS」両ブランド代表とLightning編集部モヒカン小川氏のインタビュー動画がこちら。


ヌバックとスウェードの違い

  • スウェード(ラフアウト):革の裏面(床面)をサンドペーパーなどで起毛させたレザー。
  • ヌバック:革の表面(銀面)をサンドペーパーなどで起毛させたレザー。

サービスシューズとは…

ARMYにおける『SERVICE』という語の意味するところは広義には軍、軍務を指し、SERVICE SHOESという名称の場合のSERVICEの主なる意味は、COMBAT(戦闘)である。

軍務だけでなく、警官、消防夫、郵便配達夫、さらに看護士など、ある職務を遂行する ための靴として1950年代に広く普及される。

映画「大脱走」のスティーヴ・マックィーンが全編を通して履いたM-43サービスシューズ、通称“TYPE Ⅲ”で有名。


LEATHER NELSON TOTE BAG」にご興味のある方は、是非こちらの記事をご覧ください。

-American Casual