こんにちは。
北関東三県のひとつである群馬県。その中でも県内の大きな街の一つとしてあるのが太田市。
北関東地方でも群馬県内にはハーレーディラー、バイクショップ、カスタムショップなどバイク関連のショップが多く点在する地域。
そして、バイカーなら一度は乗りたいHarley-Davidson。
他のハーレーとは被りたくない、自分だけのカスタムハーレーをお探しのバイカーは必見。
群馬県太田市にあるカスタムハーレー、その中でも”ボバースタイル”を得意とする群馬県太田市『遠藤自動車サービス』。
創業1974年、元々は自動車の中古屋からスタートし、社長の趣味が高じて”Usedハーレー”の販売を業務拡大。
なんと、半世紀を過ぎた現在(2025年時点)では、ヴィンテージハーレーの中古販売から自社ビルディングカスタムバイクなど進化し続け、常時約100台のカスタムハーレーを販売中。
オリジナルのカスタムハーレーを中心に取り扱っているので、ゼロから自分のオリジナルバイクをビルディングしたいプランも。
早速、太田市街地を通る県道2号線沿いに、店舗を構えるこちらの『遠藤自動車サービス』さんにお邪魔しました。

1F(店舗前&入口)
店舗前にも販売中のバイクがズラリ、やはり目を引くのが遠藤自動車が得意とするボバースタイルはカスタムと言うよりかはまさに芸術品。
エントランスの左右には、ヴィンテージインディアンが2台もお出迎え。
1F(店内)
既に多くのYouTuberにもご紹介されており、一見さんから常連さんでも店内は驚くほどの光景が目の前に広がっています。
入店した目の前には、これでもかという程の歴代エンジンがお出迎え。
上段には、今や希少価値の高いナックルヘッドやパンヘッド。
下段にはアーリショベルやレートショベルまで、画角に収まっているだけでも50以上のエンジンはヴィンテージハーレー好きには垂涎の的。

ハーレー歴代エンジン
- 1909年 ATMOSPHERIC V-TWIN
- 1911~1929年 F-HEAD
- 1929~1973年 FLAT HEAD(フラットヘッド)
- 1936〜1947年 KNUCKLE HEAD(ナックルヘッド)
- 1948〜1965年 PAN HEAD(パンヘッド)
- 1966〜1969年 EARLY SHOVEL HEAD(アーリーショベルヘッド)※ショベル前期
- 1970〜1983年 LATE SHOVEL HEAD(レイトショベルヘッド)※ショベル後期
- 1957〜1983(アイアンショベル)スポーツスター
- 1984〜1999 EVOLUTION(エボリューション)
- 1999〜2017 TWINCAM(ツインカム)
- 2017〜現在 Milwaukee-Eight(ミルウォーキーエイト)
- 2019年~現在 LIVEWIRE(ライブワイヤー)
- 2021〜現在 Revolution Max(レボリューションマックス)水冷エンジン
一階は主に、ボバースタイルからチョッパーの販売車両たちが所狭しと陳列されてます。
また、エンジンやパーツに囲まれながら光悦感に浸り、有意義な時間を過ごせること間違いなし。
お店の隅に発見した車両が”FLH”の車体に”XLスポーツスター”のフロントを移植するなどFX第一号車。
ショベルの歴史に大きな第一歩を刻んだFXシリーズの初代「FX1200」の初代のみに施されたボートテール。
1971年「FXスーパーグライド」なんともインパクトのあるボートテールは”Not For SALE”だが、ホワイトカラー2台と、珍しいレッドカラーの現物は中々お目に掛かれない代物。
壁にはお洒落なタンク、パーテーションには吊るしの革ジャンやシャツなども販売中。
イチオシの一台
筆者のイチオシの一台はこちら”750ccのヴィンテージハーレー”

商品名 | 1948 Baby Twin |
エンジン型式 | サイドバルブ |
排気量 | 750cc 3速ミッション |
総支払額 | ¥ 4,950,000(税込) |
フラットヘッドとは…
フラットヘッドは 1929〜1973年。
1937〜1952 WL (750cc Baby Twin)の他にWLAの語尾のA(ARMY)など。
別名”サイドバルブ”とも呼ばれるこのエンジンは基本設計が一番古く、1929〜73年の44年間も製造され軍用バイクなど使用されていた。
3F
2階は、整備フロアーとなっており整備士さんの作業も拝見することもでき、スタッフの皆さんが丁寧に挨拶してくれるのは親近感が湧く。
そして3階は、遠藤自動車のアイコン的存在のビルディングバイクとなる”ボバースタイル”がここのフロアーだけで30台くらい展示中。
筆者が考察する『遠藤自動車』のボバースタイルの特徴であり、3つ以上当てはまるライダーは是非ご検討を。
ボバー特徴
- 無駄なパーツを削ぎ落としたスタイル
- シート高が低め設定されたローダウンされた車高
- スポークホイールに前後16inに太めのブロックや縦溝の”コッカー”や”ファイヤーストーン”
- フロントフェンダーレスにスプリングフォーク
- カラフルな物からデザイン性のある小ぶりなピーナッツタンク
- ショートカットされたリアフェンダー
今回、親切に対応して頂いたスタッフさん、エンジンを始動からサウンドも体感できます。屋内なので、爆音にご注意してください。
全体的な価格帯は400万円前後、高価若しくは安価と取るかは購入される方の考え次第ですが、現在では車両販売を一旦停止。
遠藤自動車のHP上には”お知らせ”が以下のような告知がされています。
多くのお客様からのご依頼のおかげで当店はパンク状態です!
誠に申し訳ございませんが、2023/09/01より当面の間販売をストップさせていただきます。この度は突然のお知らせとなりますが、2023年9月1日より展示中古車両の通常販売を当面の間ストップさせていただくこととなりました。
せっかくのご依頼をお断りするというのは、苦肉の策でございますが、繁忙状況はおかげさまで日々増すばかりでございまして、ここ最近の納期は2〜3年という数字も珍しくない状況となってしまいました。このような状況になってしまったことで、以前よりお付き合い頂いているお客様の日々のメンテナンスや修理車検などを長くお待たせしてしまったり、ご購入後の納車を待って下さっているお客様の納期も守れずにご迷惑をおかけしてしまっております。少しでも改善できるようスタッフ皆で頑張って勤めておりましたが、理想通りには改善することができず、新規のお客様へ対する販売をしばらくの間ストップすることと致しました。
まことに勝手な判断ではございますが、ご理解にご協力申し上げます。
引用元:遠藤自動車HP
Date / Access
イベントの情報や納車車両など紹介したInstagramから随時配信されているので、是非フォロー&チェックしてみて下さい。
店舗裏側に、大型の砂利駐車場が完備されていますが、バイクカーは店舗前のアスファルト上に駐車をお勧めします。
太田市街地を通る県道2号線号線沿いに大きな看板と3階建てのショップ兼工場は一目で分かるので、是非一度は実際に訪れお店や商品の雰囲気を直接、感じて頂きたい。

- 【営業時間】 OPEN 9:30 〜 CLOSE 18:00
- 【休店日】 月曜日・第1第3の火曜日
- 【住所】 〒370-0303 群馬県太田市新田小金井町345-1
- 【電話番号】0276-47-4170
- 【車でお越しの場合】
「北関東自動車道」:太田藪塚ICより約8km or 太田強戸PAスマートICより約7km
「関越自動車道」:花園ICより約28km、東松山ICより約40km - 【電車でお越しの場合】
「東武線 太田駅」北口バス乗り場 市営バス「シティライナーおおた」新田線 新田暁高校行乗車〜バス停「般若」下車(太田駅北口より13先/太田駅北口より約20分)道を挟んだ斜め向かいに店舗がございます。
最後に
最後にお知らせとなる、毎年恒例行事の今年で19回目を迎える『遠藤自動車』主催の「コヨーテミーティング2025」。
群馬県大泉町”スバル運動公園”にて3日間にわたって開催され、屋外キャンプや中古パーツ、古着など大規模なイベントを開催予定。
こちらのイベントの開催日はお店はお休みなので、是非会場に足を運んでいただき楽しんでいただきたい。